※ネタバレ注意です※
La・La 9 月号 第1話 感想
プロフィールをカノンという名前の女性と偽って動画サイトに投稿している瑳神馨。
通っている私立双葉高校は音楽科と美術科があり、2つの科でコンクールや公募展などの受賞成績で競い合っているライバル同士です。
瑳神馨は音楽科のエース、そして美術科のエースは東泉。
泉と馨はネット上では仲の良い友人同士という関係なのですが、現実では馨が一方的に好きで、仲良くなりたいがためにとった行動で、逆に嫌われそうなくらいでした・・・。
そんな中、馨が泉に話かけることが多いせいか、馨のファンクラブの人達が泉に数々の嫌がらせを始めます。
日に日にその嫌がらせがエスカレートしていき、馨はネット上ではカノンとして励ましますが、現実では陰ながら見守るしかなかったのです・・・。
読んで最初の印象は、瑳神馨と東泉の2人可愛らしいな、でした。
特に馨は、外ではカリスマを演じているということもあって(カリスマって演じるものなのかという疑問をもちつつも)、それを崩すような行動をなかなかできないと思っているようですが、東泉に関して行動する時はカリスマとかのメッキが良い意味で剥がれています!(笑)
一生懸命仲良くしようとしますが、それがから回って嫌がるような態度をとられたりして落ち込んでいる姿を見て本当に可愛らしいなコイツ!と言いたくなります。
一方、泉は馨よりもネット上の馨であるカノンになんでも打ち明けます。
馨のことでさえも書いています。
ただ、そこに書かれる馨については良い印象のものが少なく読んだら落ち込みそうなことを書かれることもあるようで、自分のせいだとはいえちょっとかわいそうに思えてきます。
この先、瑳神馨と東泉がもっと打ち解けて、ちゃんとカノンは自分だと話せる時がくればいいなと心の中で応援しながら読みたいです。