抱けない花嫁 感想
※ネタバレ注意です※
主人公のOL・希は、クールで完璧上司の美嶋孝太郎さんと結婚して1年の新婚夫婦です。
同じ会社に務める2人ですが、孝太郎さんはその完璧かつ冷徹な仕事ぶりと、数々の女性遍歴から陥落不能とまで言われた人気ナンバーワンのイケメンのため、希はある不安を抱えています。
それは、完璧すぎる夫・孝太郎さんに対して気が抜けず、さらにはもしも飽きられたら捨てられてしまうのではないかということです。
ですからいつもフルメイクに上下揃った下着、さらに家事にも気合を入れた生活を送っています。
しかしそんなある日、希は友人の結婚式に参列するために久々に外泊で羽を伸ばすことになります。
そこで普段はできない上下バラバラの古い下着を身につけ、さらには久々の友人達との再会ですっかり酔っ払いハメを外した希は「夫に不満はないのか」と尋ねられます。
そしてそこになんと夫・孝太郎さんからの電話が・・・
ふざけた友人が電話に出て孝太郎さんをからかったために不機嫌になる孝太郎さん。
さらにはなんと、希が宿泊しているホテルへと来ていると言うのです。
孝太郎さんは希におしおきを兼ねて迫りますが、希は古い下着やドロドロの化粧が恥ずかしくてたまりません。
しかし、孝太郎さんは希の全てを愛しているから安心してさらけだせと言ってくれるのです。
希のキャラクターや表情などコミカルな展開で笑いを誘いますが、孝太郎さんの深〜い愛情と、素敵すぎる行動や言葉にときめかずにはいられません!
「こんな人に愛されたい!うらやましい〜!」と思ってしまうお話です。
表題作の他、孝太郎さんの姪っ子をしばらく預かることになってイチャイチャできずに欲求不満になってしまう話や、 2人の結婚式のときの話も収巻されています。
そしてシリーズとは別の読み切りも2作と、読み応えのある内容となっていますよ。
どのお話も、基本的に笑えるコミカルな展開と、キュンキュンしてしまう部分とがあり、 必要以上に悲しんだり考えたりせずに、ライトに楽しめる作品です。
甘々な恋愛マンガには少し飽きちゃった・・・という人にもオススメです!