Kiss(キス) 10 月号 やんごとなき一族、3話 感想
※ネタバレ注意です※
前回まで、読んでいて 切ない!悔しい!どうして佐都が こんな目に遭わないといけないの!!!という気持ちで、読んでいて悲しくなるのが 辛かったですが、今回は 深山家の中でも喧嘩になっていましたし、そこから佐都が どう考えて この家に入っていこうかと思ったのかが理解できました。
連載3回目にして、佐都を応援する気持ちが さらに強くなり、また この作品が どういう流れで進んでいくのか、やっと見えた気がします!一気に納得です!
それにしても、これは きっとコミックスで一気に読んだ方がいいですね。
1話ずつ読んでいたら 佐都と健太が可哀想で、もう この一族と縁を切ればいいのに!その方が絶対 幸せになれるのに!と 2か月ほど思い続けていたので、今回やっとスッキリした気持ちになることができました。
それはそれで作品に のめり込んでいる感じもしますね。
さて 今回は、最初に また美保子や 健太の弟夫婦が登場するなど、序盤は 佐都が惨めな気持ちになってしまう場面が多く、読んでいて 切なくなってしまいました・・・。
特に、佐都が 健太自身も別世界の人だったんだと、遠い人だったんだと、孤独を感じてしまうシーンは、彼女が恐怖を感じてしまうのも よく分かる気がして、その辛さから悲しく思いました。
しかし その後、深山家側の人々同士で どんどん雲行きが怪しくなり、一族が大喧嘩になってしまったところでは、単純に「いいぞ、もっとやれ!」と 読んでいて思ってしまったのですが、そんな感想は 健太や佐都は持っていなかったところに驚いてしまいました。
この大喧嘩を健太は心底 嫌っていて、だから健太は 一族ごと軽蔑しているように見えていましたが、本当は家族全員 心の底から仲良くしてほしいと願っていたんですね。
佐都が健太の その気持ちに気付いていて、そして ここから この一族を立て直していく、というストーリーなのだと やっと理解することができました。
今回 登場して、喧嘩している深山家の人たちを見ても、その一人ひとりが問題を抱えていて、それを解決していくだけで時間がかかりそうです。
しかし それでも、ふたりが ぜひこの家を、仲の良い家族にしていってほしいと思いました!
本当の意味で、深山家に入る覚悟が出来た 佐都と健太が、今後どうやっていくのか、次の展開が気になります!次回が とても楽しみです!