Kiss(キス) 2 月号 パーフェクトワールド、25話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は圭吾さんと楓さんの家問題に結論が出て、安心した気持ちで読んでいましたが、最後につぐみの泣き顔で終わってしまったので、読み終わった後にとても切なくなってしまいました・・・。
さてまず、東京での鮎川と圭吾さんの間に つぐみが入って3人の話し合いですが、これが上手くいき、鮎川が松本まで来てくれることになってホッとしました。
もちろん鮎川もずっと圭吾さんのことを考えてくれていたワケですが、それでもつぐみが圭吾さんと一緒に行ったおかげで鮎川も、自分で松本まで行ってみて楓さんと話さなければ、と考えることが出来たんだと思います。
楓さんと鮎川の話し合いでは、楓さんの言っていることは鮎川も考えていた事だと思うので、きっと鮎川は彼女の言葉を聞くだけでも悲しくなったのではないでしょうか。
車いすの人間が恋人の幸せを願う為に、自分の幸せを捨てようとする考えは、鮎川もそうだったな、とも思いましたが、楓さんがだんだん弱っていく自分と 自立して仕事をしている鮎川を比べて、悲観的な事を叫んでしまうのを見るのは、とても辛かったです・・・。
しかしその後、頑なになってしまった楓さんに、いつか楓さんが亡くなってしまった後にも圭吾さんが自宅でレストランができるように、という提案を考え出してくれた鮎川には感動しました!
つぐみの一言の中にあったヒントから、圭吾さんの夢も楓さんの希望も叶えるプランを考え付くなんて、本当にすばらしい!!!
そういう考えを示してくれる鮎川を、今でも尊敬している つぐみの気持ちも良くわかりました。
これで つぐみが、鮎川のことを誇らしく思うのかと考えながら読んでいたのですが、逆に鮎川と自分の差を実感してしまったのか・・・、最後に大粒の涙を流していて、一気に心配になってしまいました。
確かに、もう恋人ではなく、むしろ顔も合わせられない状況なのに、圭吾さんのことでちゃんと会って話してくれて、その上で鮎川が つぐみに対して心配をしてくれたりと、彼の優しさにもまた触れてしまって、どうしようもない気持ちになったのかもしれません。
圭吾さんと楓さんの家については どうにか動き出せましたが、これでまた つぐみの気持ちが揺らいでしまうんじゃないか、と思うと心配です・・・!
せっかく落ち着いてきていたのに・・・。
しかしこれは、どうしようもないのかもしれないですね。
次回から またどうなっていくのでしょうか。
つぐみが心配なので、早く続きが読みたいです!!!