ゆれるるる、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
突然キスをした九条先生、自分と菜々花しか知らない秘密ができた、だから信頼関係が築けたということ・・・?
先生が合唱部の顧問を引き受けたことで、部のみんなのことを思って誰にも何も言えない菜々花がかわいそうでした・・・。
食事も取れないほど悩む菜々花に「予行練習だと思えばいいよ」はヒドイですが、でもこれ強がりなんですかね??
そして、大赤面の菜々花がめちゃめちゃカワイイ!!!
倒れてしまった菜々花を運んでくれる矢崎くんはカッコイイし、菜々花に告白してくれたところはキュンキュンしました!
まっすぐに菜々花を見つめて「俺には、ずっと君がまぶしいよ――」、そして「俺は、君が好きなんだ」。
剣道一筋の矢崎くんが、落ち着いた表情で菜々花が好きな気持ちを伝えたかと思ったら、菜々花も自分のことが好きだと知った後の照れた顔・・・!もうニヤニヤでした!!!
しかし、九条先生のキスを思い出すと、付き合うことは「ちょっと、待って――・・・」としか返事ができなかった菜々花。
矢崎くんは正直「なぜ?」という気持ちだったろうし、廊下で2人の会話を聞いていた先生も、予想外の展開で菜々花に振り回されている気持ちになったんですね??
なんだか余裕のない先生・・・、菜々花を責めるなんて変な話ですが、ここで一気に先生の謎めいた部分が剝がれてきた気がします。
思わず、先生がキスしたせいで矢崎くんと付き合えない、というような事を言ってしまった菜々花に詰め寄る先生は、期待しているように見えました。
菜々花の気持ちは自分に向いてくれてるんじゃないかという――
自分自身の気持ちが分からず、走り出して階段から落ちてしまった菜々花を助ける先生。
その瞬間の先生の回想、助けた後の先生の表情、菜々花を抱きしめ「・・・無事で・・・よかった・・・」という心から安堵する言葉。
さらには、高校時代の九条先生の同級生たちの会話からすると、先生は亡くなった当時の彼女と菜々花を重ねているのでしょうね・・・。
菜々花を助けたことで手にケガを負った九条先生、気にする菜々花に対して拒絶するような言葉だけど、それは平常心を保とうと必死だったからですか??
でも壊れたメガネの代わりの、新しいメガネ選びに付き合ってもらうことを約束した時の先生は穏やかですね。
困った時に現れ助けてくれるけれど同時に振り回す先生を、たまには振り回してみたい、先生のことを知りたいと思い、そして近くに感じてきている菜々花。
一方、菜々花からの連絡を待っている矢崎くん――
菜々花の気持ちはどんどんと九条先生に傾いていきますね・・・?
しかし先生の「僕はななちゃんを、幸せにしにきたんだ」という意味深な言葉、矢崎くんが6年前の卒アルで見つけたものは何だったのか!?!
まだまだ気になることがいっぱいで3巻に続きましたね!続きが待ち遠しいです!!!