きょうは会社休みます。 10巻 感想
※ネタバレ注意です※
花笑と田之倉くんは、会社の派遣とバイトの立場です。
会社全体で飲み会が開かられた時に、たまたま花笑の誕生日当日だと知った田之倉くんは、花笑にウェルカムドリンクを急遽渡してお祝いしてくれます。
そこからお酒も深くなり、気付いたら田之倉くんと関係を結んでました。
そして、記憶が無いまま付き合うことを約束していたのです。
それを機に田之倉くんの方が付き合いたいと交際を積極的にアプローチをしてきました。
最初は、その事実が記憶が無い上に10個も離れてる大学生の若い男と年の離れたカップルとなることは、他人から見たらおかしい事だと考えてた花笑。
しかし、田之倉くんと一緒に居る時の自分はとても自然であり、何よりも幸せだと感じるようになりました。
ついに田之倉くんと結婚すると決意し結婚式の段取りを進めていく中で、花笑の正社員が決まりました。
会社全体も合併が進み、体制変更により新しい女部長が来ます。
女部長は、花笑が若い男と結婚する事への偏見がありました。
花笑のような女が1番腹が立つという言葉を聞いてしまった花笑は、部長の顔色を見て、がむしゃらに働くようになります。
花笑は、徐々に仕事中心になり、焦りだけが募っていきました。
そんな中で田之倉くんは、いつでも花笑を気遣い、優しい言葉と行動で癒していきます。
会社が終わって会いたいなと思った時に田之倉くんが待っててくれる場面は、とても胸キュンでした。
素直に羨ましいなあ、と読んでて思ってしまいましたよ。
また、疲れた時や心のゆとりが無くなった時に働かなくても良いよと言ってくれたのは、男の鏡だなと感心しました。
少し生活が苦しくなっても花笑さんが幸せだと思えるような生活を送れる事が1番良い人生だと言った田之倉くんは、頼もしいなと感じます。
田之倉くんみたいな彼氏が欲しいと改めて思った瞬間でした。
それから誰かがトイレでタバコを吸ったため、誤作動で火災報知器が鳴り、大掛かりな避難となり大迷惑になった際、
女部長が犯人と分かった時の田之倉くんのニヤリ顔が人間味があって、面白いなと思いました!
普通の人だったら、女部長に目をつけられて嫌な思いをさせられていたら、田之倉くんのようなニヤリ顏になり、なかなか歩み寄る事はできないと思います。
しかし、花笑は女部長と歩み寄りたいと考えて飲み屋に誘うのです。
その行動と考えが凄いなと人間として尊敬出来ました。
心が広い人なんだなあ、と思います!