世界の端っことあんずジャム、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
1巻の最後で登場した、ひなの中学の同級生むっちゃん!
人気者のむっちゃんが好きだったひなですが、むっちゃんには彼女がいてフラれてしまったそうです。
が、むっちゃんはひなをフッたことを後悔しているらしく、彼女とは別れていたと!
そしてひなのことが好きだと告白しました。
文化祭でギターを弾かなければいけなくなったひなの為に、楽器店デート(?)の約束をするなど、ひなと杏子はいい感じになっていたのですが、一気に距離が開いてしまいます。
だってむっちゃん、ちょっと性格が悪いのか(笑)、杏子に「おじさんのクセにこれ以上ひなに近づかないでよ」と言ったり、ひなには「あいつのなにを知ってるの?」と痛いところを突いてきたり・・・。
それだけひなが好きで、必死ってことですね。
杏子はひなのお母さんと話す機会がありました!
お母さんはひなを捨ててしまったことを後悔してます。
きっとそういう気持ちがあるから、杏子の隠れた闇に気づいたのだと思います。
人を幸せにできない人間の臭いがすると言われて、昔兄の婚約者を奪ってしまったことを打ち明ける杏子。
もう二度と家には戻れないと・・・。
ひなに幸せになってほしい杏子はひなから離れていくことを選んでしまいました。
ひなのお母さんに言われたことや、むっちゃんの存在がそうさせてしまったのでしょうね・・・。
眠っているひなの頬にキスをして「バイバイ、管理人さん」と言って以降、ひなを避ける杏子。
ひなが全く知らない間にそんなことを決心して、会おうとしなくなってしまうのです。
メールも電話もくれなくなってしまった杏子の異変に気づいたひなは、杏子のバンドの機材車を見つけると忍び込んで勝手についていってしまいます。
行き先はなんと徳島!!!
ひなを見つけたときの杏子がフリーズするのも分かります(笑)
せっかく杏子と会えたのに杏子はひなを突き離し、新幹線で帰るように言います。
そんな時にちょうどお母さんから電話がきて、お母さんに励ましてもらうひな。
娘に相談されるお母さんがちょっと嬉しそうで、私も嬉しくなりました。
結局帰らないでライブに来たひなを見つけた杏子はホテルに連れていってくれますが、「明日ちゃんと帰んな、俺、これから打ち上げ行って、別の部屋に帰る、明日は会わないから」と、どこまでもひなを見ようとしません。
そんな杏子にひなは抱きつき「あたしのこともちゃんと見てよ」と言います。
ひなが一生懸命でかわいいです!
「兄貴の女を寝とって、家もぶっ壊して、そういう奴ですよ?俺って、それでよければ、ちゃんと見ましょうか?管理人さんのこと」
杏子はそう言うと、ひなを押し倒しました。
非常にドキドキする展開で2巻は終わります。
3巻が気になりますね!