猛男のパワフルな母・ゆり子さん(40)がとうとう出産するという記念すべき6巻です。
妊婦時代も元気いっぱい。
重い荷物を運ぶわ、家事も手を抜かないわ、アクティブにウォーキングするわのゆり子さんは、猛男を産んだ時も超安産だったそうなので、絶対このお母さんならスッポーンと生むんだろうなと思ってたら、本当に超安産でした。
確かにちょっと無理して陣痛が始まってしまったり、ベッドの上で陣痛に耐えたりするシーンはあるあるだと思うのですが、分娩室に入って1分で生まれたシーンには笑いました。
早すぎでしょ!と思わず、分娩室に入ったコマの時計の時刻と、生まれたシーンのコマの時計を見比べてしまいました。
出産で男の人が手伝えることなんて少なくて、お父さんでさえお仕事に行っていたのに、高校生の猛男が色々お母さんのために働いていて、親孝行な息子だなと思いました。
分娩室に向かう母をお姫様抱っこで運ぶなんて、猛男じゃなくては出来ないし、さすが剛田家の出産はやることなすこと人とはレベルが違いますね。
ただでさえ高校生に見られない猛男があまりに一生懸命なので、病院の方が「お父さん」と呼ぶのにもお決まりのパターンですが、笑わずにはいられませんでした。
そうして生まれた妹・真希ちゃん。
なんと4200グラムのビックベイビー。
猛男の妹なんですから、可愛いけど絶対すごい赤ちゃんになること間違いなしです。
真希ちゃんは6巻の前半で生まれて、後半のバレンタインデー・ホワイトデー編にも少し登場するのですが、砂川の指に掴まってぶら下がってみたりと、早くも大物の予感です。
これで将来砂川の嫁にでもなったら面白いのですが。
猛男単体でも十分面白いのですが、お母さんが絡むとそれがよりパワーアップする気がします。
ホワイトデーのお返しに手作りクッキーを作ろうとして、抜き型を探す猛男。
お母さんが教えてくれた場所に入っていたのは、正月ににんじんをくりぬいていた花形の抜き型!
ホワイトデーに和食で使った抜き型・・・。
大和は喜んでくれるでしょうが、「しぶすぎねえか?」と突っ込みを入れる猛男の気持ちも分かる気がします。
(さすがに渋すぎるという意見から、抜き型は砂川家のキッチンからハート型のものをお借りしました)
とにかく6巻は猛男が母の出産、付き合ってからの初めてのバレンタイン、ホワイトデーとネタが盛りだくさんの1冊です。
女性だったら、こんな彼氏(息子)がいたらいいなあ~と思うかもしれません。