この作品は日高万里さんの作品になります。
日高万里さんの作品は殆どの漫画が、そのキャラクター事のスピンオフ作品のようになっているのです。
そしてこの[世界でいちばん大嫌い]という作品は、6人姉弟の長女・秋吉万葉(かずは)と杉本真紀が主人公になっています。
はじめの方は杉本がおねい口調だしめっちゃ性格悪そうだけど結局万葉のことを好きすぎるんだなぁって感じのお話です。
万葉のほうは初めほんとに真紀のことが大嫌いで弟の澪(れい)の保育園の担任の水嶋先生のことが好きだったのですが、先生の彼女が現れて本当に失恋はしたけどこの思いは憧れなんだということに気づくことができたお話です。
完全な王道な恋愛漫画になっていますが、絵がなんと言っても綺麗だし、主要人物が全員かっこいいです!
本当にこんな人達がいればいいのに!っていうあこがれをすごい持ちます。この漫画の世界に飛び込んでいきたいと思います絶対に!
親友の扇子(せんこ)も万葉のライバルであり友達とでお互いがお互いにとても大事に思っているのがとてもわかるそんなキャラクターになっています。
自分は主人公の万葉よりも、友達の扇子の方にとても強い憧れを持ちました。
強い意志があって、本当に友達思いだしなんと言っても綺麗でで自分自身に1本ちゃんと芯が通っている女性。ちょっとコメディ感のあるシーンも多いのですが(口から魂出したり操っていたり、妖怪化したり)とても可愛く綺麗な女の子です。自分とは真逆だしなれるなら羨ましいと強い気持ちを持ちました。
最後の方には杉本真紀の昔からの親友・本庄徹(とおる)とお付き合い致します。
ちなみに杉本真紀、本庄徹、水嶋 通は中学生時代からの悪友で親友です。
キャラクターほとんどが美容師です。夢に向かって止まらず歩んでいくそんな姿勢がとても羨ましかったです。
恋に悩みながらも自分自身がやりたいことを考え、それをきちんと実現するそんな物語と言ってしまえば簡単ですが、目標を持つことの難しさやそれを行動に移す力などある意味現実向いた作風です。
今私もやりたいことがあるのですが本当にやりたいのか、行動に移したら迷惑にならないか、こんなことを悩んでていいのかとても考えていました。
そんな時この作品を見かけて表紙可愛いしくらいの気持ちで読み始めると一気にハマってしまいました。
やりたいと思うことがあってそれを現実にしないと何も意味が無い、そして何よりやらない後悔よりやる後悔の方がマシだということ。
最終回にずっとこの道を進んできてけど未だにこれでよかったのかわからないって言うのを見て、やっぱりこれでいいと思って進むのは簡単だけど、おこなってからの難しさや、人生の勉強とはどういったことなのかというのもありました。
自分の未来は自分で歩むもの。道無き道に進んで気がつくと後に道ができている。そんな人生を私も歩んでいきたいと思いました。
色々考えた結果、自分のやりたことに進んでいこう。という自身になった人生の分岐点的な作品になったことは確かです。そんな作品に出会わせてくれた日高万里さんにはとても感謝しかありません。
誰でも悩むことはあると思いますが、それ自体が悪いのではない、諦めるのもまたひとつの選択だけど、その選択自体を相談としてその人に委ねることはしてはいけないというのもすごく納得しました。こうやって人に任せていたらもし失敗した時その人のせいにして恨みを持ってしまいそうだと思いました。
こういった物語はありきたりだと思う人もいるかもしれませんが、自分の心に1番の残っているさくひんになっていて、話の雰囲気が私にとても近いこともあってなのかは分かりません。
ですが、なにかに決めかけて悩んでいる時にほんとに一度手を取って見てほしいです。