Cocohana(ココハナ) 6 月号 美食探偵 明智五郎、11話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は新シリーズ開幕ということで、どんな殺人が起こるのかと思いましたが、前回の事件から食欲もなくなり、いつもの輝きが失せてしまった明智先生と苺ちゃんの やりとり、そしてフランスで気ままに旅をしているマリアのストーリーでしたね。
2か所の話でキーポイントになったのは「サラダ」で、この繋がりが面白いなぁと思いました!
マリアは今回、偶然ニースにいたわけですが、そこでマリアに声をかけてきた日本人の男性と一夜を過ごし、しかし彼が結婚しているということに気づいて、颯爽と殺してしまいました。
結婚しているのに悪いことをした男性に、罰を与えたんですね・・・。
あまりにも鮮やかに、スマートに彼を殺してしまいましたが、マリアは それを少しも悪いと思っていないようで、逆に清々しいな・・・なんて感じてしまうほど・・・。
水仙って、どの国でも よく生えている花のように感じますが、生食は恐ろしいんですね。
あまりにも身近な植物での殺人だったので、驚いてしまいました。
この事件を日本で聞いた明智先生たちも、同じように思ったのではないでしょうか。
あんな事件の後で、苺ちゃんも明智先生も肉を食べられない、と言っていましたが、これは仕方がないことかもしれませんね。
また、前回の犯人である みどりさんの死体が見つからず、まんまと逃げたということだったので、きっと明智先生は そのショックもあったのではないかと思います。
しかし一方で、まだ みどりさんが生きているなら、今後も登場するかも、と気になってしまいました。
そんな気落ちしている明智先生を心配して、苺ちゃんが作ってくれたのはコブサラダ。
このサラダなら食べることができた明智先生は、ニースで殺された商社マンのニュースを聞いて、少し考えている様子でしたが、その先にマリアの姿が見えたのでしょうか・・・。
軽やかに去っていくマリアの後ろ姿と「今度は誰を殺そうかしら」というモノローグで今回は終わりましたが、自分の手であれ 遠隔操作であれ、マリアは今後も殺人を続けていくんですね・・・。
これを明智先生は どうやって止めていくのでしょうか。
今後の明智先生とマリアの戦いが とても楽しみです!