Betsucomi(ベツコミ) 10 月号 クイーンズ・クオリティ、第3話 感想
※ネタバレ注意です※
文が好きだということを文に伝えることを禁止されている玖太郎はどうしても、文に対する態度が冷たくなってしまいます。
文は玖太郎が冷たいのは、自分の中にいる「女王」の存在が負担だからだと、堀北家の皆様も巻き込んで申し訳ないと紘一にいいます。
しかし、紘一は、文には「真の女王」になってほしいと、悪い者はもちろんのこと、他の門の者にも渡すつもりはないと、玖太郎が文にとって特別であるように、文は玖太郎にとっても特別だと諭すのでした。
そんな二人に、「一緒に買い物に行って、文の洋服を買う」という試練が訪れます。
コミュニケーションが苦手な玖太郎にはとてつもなく高いハードルでした。
玖太郎は買物が怖いのです。
最初は1人で買ってくると店に入った文でしたが、玖太郎が勇気をだし、二人は連携して、無事文の洋服を買うことができました。
新しいおしゃれ着を着た文の可愛らしさを目の当たりにして、好きだと伝えられない想いに苦しむ玖太郎でした。
本来、彼女と一緒に買い物に行って、彼女の洋服を買うことなんて、デートの定番ですよね。
ちょっと前に、アイドルの深夜番組で彼女に服を選んであげるデートのランキングやってました。
それが、修行だなんて、すごく楽しいことのはずなのに、震えるほど怖いなんて、本当にかわいそうですね。
確かに、お店に入って見てるだけでも、「プレゼントですか?」とか、「ご試着されますか?」とか、「いい色ですよね。お似合いになると思いますよ。」なんて声をかけられるのは苦手な人が多いかもしれません。
「すみません。私と出かけるの気がめいりますよね。」という文に「違う。おまえが嫌なんじゃなくて、買い物が怖いんだ。」と告白する玖太郎。
学校で無視したのも、玖太郎とつるんで変人扱いされるのが嫌だったから、「おまえが悲しがること ぜったいもうしない。」と宣言します。
客観的に見て、これはもう告白の域に達すると思いますけどね。
けれど、告白は禁忌です。
可愛らしい姿の文に好きだと伝えられないのは、玖太郎にとって、泣くほど辛いことでした。
来月号では溢れる想いをどうする?切なすぎます!