Betsucomi(ベツコミ) 3 月号 夕暮れライト、20話 感想
※ネタバレ注意です※
なかなか家に帰る決心がつかないちなみ。
一方、ちなみを心配する奏多は、雄大の「ちなみが兄貴のことが好きなら応援する。モヤモヤしてたらそれもできないだろ、決着つけたかっただけだ。」との真正面の発言に何やら少し敗北感を味わいます。
さらに雄大は和音を訪ね、「告白が迷惑だったらもう気にしなくていいから帰ってこいって伝えといて。」と言います。
和音はちなみの本当の気持ちを知ることがこわいから、帰って来ないことにホッとしている自分に気がつき、学校ではちなみの悪口に反発できる自分を見つけ、雄大に告白する決意をひそかに固めます。
そして、ちゃんと家族になるためにちなみと話しあい、一緒に家に帰ろうと迎えに行くのでした。
いや～切ない！今回は和音ちゃんです。
学校で友達に意地悪されたときも、いつも、ちなみや雄大に支えてもらっていました。
雄大のことをずっと好きだったけれど、恋人同士になりたいと考えてはいませんでした。ひかえめで優しい子です。
でも、ちなみがそばに来て雄大の気持ちがちなみに向かっていると知ったとき、とられたくないという気持ちが生まれました。
そして、その気持ちは多分報われずに終わる気持ち。
けれど大事な人達の幸せを願いちなみと家族になるために和音は一歩踏み出します。
ちなみとお互いの気持ちを告白し合い、雄大に伝えた上で、諦め封印する。
この一連の行動を和音がやりとげたら、きっと大人の階段を一段のぼることができるでしょう。
切ないけれど成長の証です。
そのときちなみは、どうするでしょうか？
雄大に「好き」と伝え、奏多に「ごめんなさい」と言う？
これはものすごく難しいミッションです。素直になれない性格ですしね。
奏多や和音を傷つけて雄大と幸せにはなれませんよね、きっと。
ちなみも優しい子なんです。
周りの気持ちを考えて、自分の幸せを優先することはできません。
来月号では、和音ちゃんが一頑張りします。（多分）
後はちなみの気持ち次第。どうなりますことやら・・・。
