Betsucomi(ベツコミ) 3 月号 明日の3600秒、第10話 感想
※ネタバレ注意です※
生徒会長の柊に仕事を頼まれ、ついつい引き受けてしまった夏帆でしたが、仕事をしながら柊が養子で、養父母の意向で医者を目指さなければならないことを知ります。
「柊っていつもまったく同じ笑い方するよね。もっと思いっきりお腹の底から笑っちゃってもいいんじゃないの。」と言われた柊は思いのほか気持ちに踏み込まれたため夏帆に応戦。
「織部さんが隠してる秘密って何?」「もう一度落ちるとこ見せてよ。」と窓辺に追い込まれ、夏帆は今にも落とされそうな状況になってしまいます。
一方、女生徒のうわさ話から2人が一緒にいると気付いた圭一は悪い予感でいっぱい、必死に夏帆を捜します。
「泣いて媚びればやめてもいいけど」という柊に、「絶対に泣いてなんかやらない」と夏帆が頑張ったとき、生徒会室にやってきた圭一が殴り掛かります。
「殴りたいならいいけど 後々困るのは茅野くんじゃないの」という柊の言葉におびえることなく「それがどうした」と柊を殴った圭一。
自分のせいで圭一に迷惑がかかると落ち込む夏帆でしたが、意外にも柊は誰にも言いませんでした。
そして、「黙っててくれてありがとう」と立ち去る夏帆をいつまでも見つめているのでした。
柊くんは、夏帆や圭一の弱みに付け込んで、2人を思い通りに動かしたかったんですね。
養子で頭がよく生徒会長の彼は、立場上公私ともに優等生でなければならず、でもずっといい子ちゃんの仮面を被っていることがちょっと苦しいのかな。
でも、きっと惚れちゃったね、夏帆ちゃんに。
柊の攻撃に屈しなかった。
それどころか、「本当は茅野のあーゆうとこにあこがれてるんじゃないの」「困る茅野を見て困る私を見たくなかったんでしょう」と柊の気持ちを思いやる夏帆。
多分いつもイエスマンとしか接してこなかったんでしょうね、生徒会長は。
ちやほやしたり、媚びたりせず、自分と対等に渡り合える女の子は新鮮で、おまけに少しの敗北感を味わっちゃいました。
負けたな~と思うとやられちゃうんだよね。気持ちはわかりますよ、柊くん。
さあ、これから圭一と柊の「恋のバトル」が始まるかも・・・。
ぶっきらぼうの圭一は優しい悪だくみが得意な柊に勝てるでしょうか?
夏帆ちゃんはどっちを選ぶの?乞うご期待!