Kiss(キス) 1 月号 長閑の庭、12話 感想
※ネタバレ注意です※
教授に否定されても否定されても、自分は教授に恋していると言う元子。
もう一度教授に思いを伝えましたが、やはり教授からは冷たい言葉が・・・。
しかし今回、元子は諦めませんでした!
自分が意志がない人間でいることで、いろいろなものを失うの嫌だと、教授に自分の気持ちを伝えます。
これが果たして恋の告白だろうか、と思ってしまいますが、しかし彼女が自分から動きだして、教授の言葉に流されなかったのはすごい進歩だな、と思いました。
その後の教授の突き放すような言葉にも食らいついて、教授が協力してくれないと、教授自身が言う「他人の誤解」も解けない、と説得しようとする姿は、やっぱり恋する女の子なのかもしれない、と思わせました。
そして元子は最終的に、教授に迷惑をかけないなら、という条件で一緒に帰る約束を取り付けます。
というか、ここまで言って、一緒に帰るだけ!中学生の恋か!!とツッコミたくなりますが、でも好きな人と一緒に歩ける時間がとても幸せなこともよくわかるので、元子のお願いは実はとても良い選択かもしれませんね。
一緒に帰る道の、元子の喜ぶ顔は本当に幸せそうですが、その分挙動不審ぶりも上がっています。
残念ながらお天気は雨でしたが、健康のために2駅分歩くという教授と一緒に歩いて帰りました。
その道すがら、素敵な雑貨屋さんを見つけて一緒に入ると、他のお客さんから「親子かしら?」という声が。
しょうがない事だとも思いますが、今の元子には心無い言葉として響いたでしょうか・・・。
意外と教授の方が胸に響いたかもしれませんね。
そのお店の中で、元子が気になったスノードームについて、可愛いけれど自分には似合わないと言い張る元子。
自分の趣味が知られて、そしてそれが不似合だと思われるのではと考えすぎて、恥ずかしくなって先にお店を出てしまいます。
お店の軒先で、そこで教授のことを知りたいし、自分のことも知ってもらいたいが、引かれるくらいなら知らないままでいてほしい、なんて考えながら教授を待ちます。
その矛盾、本当に中学生の恋みたいだよ!
もう一歩進まないと!!もうちょっと頑張ってほしいです!
そして結局いろいろ考えていることを含めて、やはり教授のほうが上手です。
また一緒に歩き出した帰り道で、教授は、自分の方が経験があり、導く存在であることを元子は恋心と勘違いしているのだと、また突き放します。
それでも、その気持ちの混同も含めていろいろなことを経験して答えを出すためにも、また一緒に帰って下さい、という元子。
引かないところが、以前とは違いますね。
そして家に帰った教授の鞄の中に入っていたのは、あの元子が可愛いといったスノードームでした。
元子にあげるつもりでもなく、なんとなく買ってしまったようですが、この行動自体が、教授の変化を表わしているような気がします!
元子の恋心がどこに行きつくのか、とても気になりますね。
次回も楽しみです!