Kiss(キス) 2 月号 こいいじ、17話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、まめの片思い相手、聡太と優のお話からスタートです。
大家さんからアパートを建て替えることになったと話があり、お店もお家も引っ越すことになってしまいました。
喫茶店も軌道に乗ってきたのに申し訳ないと、大家さん側が先頭に立ってお店の移転先を探してくれます。
アパートの建て替えはしょうがないですし、大家さんがしっかりと対応してくれて良かったです。
でもせっかくお客さんにも知られてきただろうという時に場所が移動になるというのは、お店にとってはちょっと痛いですね。
そして、この大家さんが行った不動産屋さんが河田さんのお店でした。
さらに河田さん自身が担当することに。
恋敵のお店の移転場所を探す、というのは河田さんにとってはビミョーかもしれませんね。
その上、比較的条件に合っていたのがまめの働くレストランのご近所だったために、顔には出せないけれどケッコウ苦笑いな展開になってしまいました。
好きな人と恋敵が現実的に距離が近くなってしまうなんて、と思ったと思いますが、もちろん河田さんはプライベートな問題は持ち込まなかったので、聡太のお店の移転先はそこに決まってしまいました。
しかしこれで河田さんがまめに黙っていたのではなく、ちゃんと電話して情報を教えてあげたのはフェアな気がしました。
もちろん黙っていても、いつかバレちゃうんですけどね。
そして今回のお話には、河田さんが別れた奥さんと娘さんと会うエピソードも入っていて、彼の気持ちにもいろいろあるということが良く分かりました。
月一の面会のようなものなのだと思いますが、娘さんはとても楽しそうでした。
元奥さんの方にはまだ河田さんに対して未練があるような雰囲気でしたが、河田さんがそれをシャットアウトしているのをみると、いろんな人の気持ちのベクトルが目に見えるようで、上手くいかないものだなと思いました。
また一方で、河田さんの娘さんと、聡太の娘の優が重なって見えたりもしました。
複雑な気持ちになっちゃいました。
河田さんが奥さんと娘さんが帰ってひとりになってから、自分は自分で引導を渡されたいのかも、と考えている気持ちはよく分かる気がしました。
自分が原因ではない、他の何かの要因で諦めないといけない、となる方が恋愛に対しては気持ちが楽だとも思いますし、なにより傷つくレベルが違う気がします。
河田さんはなんとなくもう、まめを諦めているのではないかとも思ってしまいました。
さてそして、とうとう聡太と優はお引っ越しとなりました。
といっても比較的近くの引っ越しなので、優は学校が変わるなどの事もないですし、すごく大きな変化ではないような感じです。
それでも、まめと聡太はご近所さんになるわけで、今後の展開がとても気になる最後でした!