Kiss(キス) 2 月号 パーフェクトワールド、14話 感想
※ネタバレ注意です※
前回、長沢に介護についての心構えの無さを指摘されて、ショックをうけたつぐみ。
鮎川に無理をさせないように、自分が努力して支えになりたいけれど、しかしどうすればいいのかわからなくなってしまったつぐみと、その傍にいてあげる是枝。
そしてその二人を、病室から長沢と鮎川がみていました。
つぐみの悔しい気持ちも、是枝のそれをわかってて近くに居たいと思う気持ちも、どちらもどうしようもない気持ちなので、とても切なくなりました。
それを病室から鮎川に見せた長沢はちょっと意地悪かな、とも思いつつ、しかし鮎川もちゃんと現実を理解しないといけないんだな、とも思いました。
そしてつぐみにとって自分の重さを理解した鮎川。
ふたりの未来が見えない、と悲しむつぐみに側に自分はいてあげられないんだと実感する鮎川の気持ちの辛さが伝わってきました。
さてそんな中、鮎川の体の詳細な検査結果がでます。
幸い想像していたより悪くなく、この先の目処がつきました。
鮎川の顔も一気に明るくなったようでした。
そして鮎川は、つぐみの足が治ったら一緒に桜を見に旅行に移行と誘います。
桜の時期に、という時点で悪い予感がしましたが、つぐみは気づいていなかったみたいです。
単純に足が治る時期が春だ、ということだったのかもしれませんが、彼との高校時代の思い出に桜が大事なポイントだったことから考えると、鮎川が桜にこだわる時点で悪い予感がしてしまいました。
つぐみの足が治り、鮎川の運転で少し早い桜を見に行くことになりました。
ふたりで満開の桜を見て、旅行を楽しんで、良い思い出ばかり作って、そして最後に観覧車に乗ります。
観覧車の中で鮎川は、つぐみと本当に楽しい思い出が欲しかったのだと言います。
そして、あの頃、つまりどこにも障害がなかった高校生の頃に戻りたい、問題ない身体でつぐみと再会したかったと言うんです。
そして悔しいと言ってつぐみを抱き締めながら泣く鮎川。
ここでやっとつぐみは、彼と一緒にいることだけで、自分が彼を傷つけているのだと理解します。
さらには、鮎川が次になにを言うつもりなのかも理解したんだと思います。
観覧車が無情にも下まで降りて、地上に着いた時、とうとう、鮎川はつぐみに「別れよう」と言うんです。
鮎川がこの結論を出すなんて!
でも彼が彼女のことを大好きだということはよくわかっているんです。
お互いがお互いが大切で愛しているとわかっていて、しかしつぐみの未来の為に別れるという結論をだすという、彼にとっても悲しすぎる結論をだすなんて。
とても悲しく、悔しい気持ちになってしまいましたが、今回はここで終わりです。
次回以降の展開が本当に気になります!