Cocohana(ココハナ) 11 月号 Papa told me ~Permanent White~ Cocohana ver. 51話 感想
※ネタバレ注意です※
今回はなんだか不思議な、ファンタジックなお話でしたね!
若くしてもうこの世を去ってしまった画家さんの個展に来た、パパさんと知世の前に現れる、知世だけに見える黒猫さん。
展示されている絵の中にも同じような猫が描かれていて、知世はどうしてもその黒猫さんが気になったようですね。
この絵が描かれたのは何十年も前なので、この黒猫と絵の中の猫が一緒なはずはないですし、そして現実的に考えれば、この画家が絵を描いていた場所とこの美術館は近くないでしょうから、知世の追いかける黒猫さんが絵の中の黒猫の子孫ということはないはずですよね。
と、疑問に思っていたところに、この画家の個展を開催することに情熱をかける学芸員さんの女性。
画家さんのことを詳しく教えてくれて、知世はこの女性が黒猫さんだと思ったんですね。
確かに黒い服と白いスカーフ。黒猫さんのイメージと近いかもしれません!
しかし今回の描写からは、そうともとれますし、逆に知世が子供だからこその想像力によるものかな?とも思いました。
知世の追いかけていた黒猫さんは誰にも見えていませんが、学芸員の女性はみんなに見えていますね。実際もお仕事もしています。
最後の知世に向かって、シーッとジェスチャーしているのも、彼女の演出にも見えますし、本当に黒猫が人に変身していて、知世だけが真実に気付いてしまったようにも見えました。
どちらにしても知世にしか見えない黒猫さんが、未来と過去を行き来して、もうすぐ亡くなってしまう画家さんを見つめながら、彼の作品がこの先どうなっていくのかを知っている、という終わり方が、とてもステキだと思いました。
今回は知世の小学生らしさもありつつ、画家さんのお話もあって、とても面白かったです!
次回はどんなお話になるのでしょうか!?
知世の活躍が楽しみです!