Kiss(キス) 12 月号 七つ屋志のぶの宝石匣、13話 感想
※ネタバレ注意です※
今回の主役は、バブルの頃を忘れられない、というよりもデュガリーに行く時の戦闘服が、そういうバブルっぽい服になってしまう、二階堂真弓さん。
しかし彼女の真実は、新橋で人気の焼鳥屋さんで、フロアを切り盛りしている、ベテランのパートのおばちゃんだったんですね。
日常では真面目に頑張って働いて、そのお金で自分にご褒美で宝石を買うなんて素敵だと思いました!
まとまったお金を作って、「自分の舞台」であるデュガリーに行くことを楽しみにしている、別に無駄なお金の使い方をしているわけではない、というところ、そしてバブルの頃にもらった宝石をずっと大切にしている、というところにとても好感を持ちました。
彼女が今回、まとまったお金を作るために持っていたブランドのバッグを買うことで、志のぶ達は彼女の事を知るわけですが、志のぶが気づいた、新しいアクセサリーと古いアクセサリーを両方大事に使っているというところから、彼女が少しずつでも購入し続けて顧客になっているんだと理解しました。
こういうお客さんを、デュガリーは大事にしてきたんですね。そういうところが、老舗のブランドがブランドであり続けられる理由なんだな、とも思いました。
顧客として大事してくれるからこそ、二階堂さんにとってはデュガリーに行くことがご褒美であり、自分の舞台でもあったんだと思います。
そんな大切な「自分の舞台」の店員が、自分の焼き鳥屋さんに来て、日常の自分が見られてしまったら、もう舞台に行けない!と傷ついてしまうのも良く分かりました。
読んでいて一緒に悲しくなってしまいました・・・。
しかし結果的に、おかげで焼き鳥屋さんの店長とくっついたわけで、そして顕ちゃんのおかげでまた「舞台」であるデュカディーに行けるようになって本当に良かったです!!!
このままお店の店長と結婚になるのでしょうか!?
実は店長の登場シーンで、もしかすると二階堂さんとくっつくとかなるんじゃないかと思っていました!
もうこの焼き鳥屋さんを切り盛りして15年なんですもんね、二階堂さんが女将さんになるのは正解ですよ!
指輪の2つくらい楽々買えるくらい店を大きくしてやる!と言っている店長が頼もしいですね。
ふたりが幸せになれそうで本当に良かったです。
次回はどんなお話になるのでしょうか?とても楽しみです!