きっと愛してしまうんだ。、5巻 感想
※ネタバレ注意です※
歩(あゆむ)のご両親に 挨拶する事になった谷地くんは、意外にも緊張していたみたいで 朝からご飯を炊くのに失敗したり、手土産を買う時点で プチパニックを起こしたりの連続でした。
そして 結局は、おじいちゃんに大事な用があったので、急遽 中止となってしまいます。
しかし、会社では あいかわらず問題が発生していました・・・。
本社に 南営業所から移転してきた男は、綾野が「野心家で鼻持ちならない!」と嫌っている人物でした。
その男「左内」が 歩の下について営業をすることになったのですが、大事なお得意さんを相手に 勝手に交渉し始めたり、それで相手の期限を損ねてしまったり、さっそく問題を起こします。
そんな左内に 苦手意識を持つ歩でしたが、彼の能力は きちんと認めていました。
左内の方も、迷惑をかけている という自覚はありつつ、自分への気遣いなど 彼女の内面を知る事で、徐々に 彼女に好意を感じるようになるのです。
そして、歩の笑顔を見た左内は 思わずキスをしてしまいます!
歩から それを聞いた谷地は、左内に警戒するようになりました。
すると今度は、歩と谷地が 二人でいるところに来て、歩の事が好きだと宣言してしまいます――――
いつも ソツのない谷地くん、ご両親に挨拶するのも サラッととこなしていくのだろうと思ったら、まさかの動揺シーンが たくさんで笑ってしまいました!
ほんの少しのシーンですが、谷地くんと 歩のお母さんの電話での やりとりは、心温まりますね。
そんな幸せな二人だったけれど、会社のトラブルメーカーが登場してしまいました。
もう邪魔しないで欲しいな・・・と思ってしまうのですが、そうはいきませんよね。がっつり邪魔されちゃいます。
出世欲が強いばかりに ついつい勇み足な邪魔男の左内ですが、それだけじゃ終わりません! やっぱり、歩に好意を抱いてしまうんですよね。
まあ それでも、歩達の関係は変わる事なく 安定しているのが、読んでいて ホッとするところです。
まだ左内の邪魔(?)は続きそうですが、早く解決する事を祈っています。