ラブ×ラブゲーム、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
奏の彼女と名乗る女の子が登場し、心春は奏のことがわからなくなってしまいました。
悩んでいる様子の心春に陽向は何かあったのか尋ねると、心春は泣き出してしまい、陽向はそんな心春を抱きしめます。
男の子は彼女がいるのにキスができるのかと陽向に尋ねる心春。
心春の問いに「そんなヤツは最低だ」といい、「オレなら好きな女の子を絶対泣かせない」と言います。
そして陽向は心春に告白をしました。
今すぐじゃなくていいから返事が欲しいと言われた心春。
家に帰るとお母さんから、奏が風邪をひいているから様子を見てくるようにと言われます。
今は会いたくないのにと思いつつも奏の家に行くと、奏は心春に甘えるような仕草をしてきました。
熱にうなされる奏の様子を見ながら、心春は思わず「大好き」と告げるのです。
その言葉を聞いた奏は気持ちを抑えきれず心春に迫ります。
「彼女がいるからダメ」と拒否する心春ですが、奏は「あいつは彼女じゃない」と言いました。
心春にグイグイせまっているところに奏の母親が帰宅し、慌てて逃げ帰る心春でしたが、翌朝玄関に奏が立っていて一緒に登校することに・・・。
しかしその電車の中で陽向と出くわし、奏と陽向は心春を巡ってバチバチと睨み合いになってしまいます。
するとそこへ自称奏の彼女と名乗った女の子も登場しますが、奏はその場で心春にキスをし「オレの彼女春心春だけ」だと宣言しました。
人前でキスをされて動転した心春は奏に「大嫌い」と言って逃げてしまいますが、心春の学校まで乗り込んで来た奏に掴まった心春は、ズルズルと腕を引かれて行きます。
そしてそこへやってきた陽向に「好きな人がいるからごめんなさい」と告げ、陽向はフラれてしまいました。
そのまま奏は心春を図書室に連れ込むと、その場で心春を自分のものにしようとします。
強引な奏を拒否する心春でしたが、奏に泣きながら初めて好きだと告白をされて、そのまま2人は結ばれました。
とにかく奏が心春を大好きすぎて強引でドキドキが止まらない展開です。
あんなにSだった奏が心春への思いからボロボロと泣いちゃうシーンにはキュンキュンします!
作者の方はイチャラブシーンがとっても得意な方だと思うので、そういったシーンの絵も魅力的です。
ライバルの陽向とバチバチする感じも含めてもっともっと長く読みたいお話だったので、これで最終巻なのが残念に感じてしまいました・・・。
この他に読み切りも2本収巻されていますが、そのお話の中でも年下男子の生意気で、でも主人公に一途な感じのバランスが良くてとってもツボでした。
男の子の恋心の見せ方もとても上手だと思いますから、意地っ張りで不器用だけどかわいい高校生男子にキュンキュンしたい方に是非オススメです。