Sho-Comi ショウコミ 19号 兄に愛されすぎて困ってます、49話 感想
今回が、本当の高嶺編のクライマックス、ですね。
あの場で取り残された高嶺は、それは もちろん、ツラくて仕方なかったに決まってます >_<。
セトカを好きな気持ちは、まったく変わっていないんですから・・・。
だけど高嶺は 最初から、セトカを無理矢理 奪うことは間違っていると分かっていて、自分ではセトカを笑顔にさせてあげられないと分かっていて、それなのに この恋を手に入れようとしたことへの罪悪感で、全部を自分の所為ということにして終わらせようとしたのかなぁ・・・と思いました。
その後すぐ留学だなんて、極端というか 寂しいですね T_T。
そんな高嶺の気持ちも全部 分かってる上で、国光くんが味方でいてくれてることに安心しましたが、まさか空港にセトカを呼んでくれていたとは!国光くん ナイス!!!^_^。
セトカへの想いが消えてるはずもなく、セトカと会うことは 嬉しさよりも切なさの方が、高嶺の中では大きかったと思います。
その上で、自分のことを“いい人”だと思わせないために わざと冷たい言葉をセトカに言う高嶺に泣きそうになりました・・・。
しかもセトカが これ以上 苦しまないようにと思って、真実を教えたんですよね。
「・・・君って マヌケですね、未だに気づいてないなんて、僕は君と してません、全部ウソです」
「・・・昔ちょっと 仲良くしてたからって、僕みたいな人間に気を許して・・・、僕は まじめで やさしそうに見えるかもしれませんが、本当は利己的で 執念深くて冷たい人間なんですよ」
セトカに嫌われようとする高嶺は あまりにも切なくて苦しかったのですが、セトカが「高嶺くんは やさしいです!!」と言ってくれたことで、高嶺の心は救われていましたよね ^▽^。
「好きです、せーちゃん、幸せになってください、――僕は 君を独占したがる、悪者です、きっとまた君を泣かすでしょう、だから、さようなら ・・・です」
最後まで自分のことを悪く言う高嶺だけど、その顔は とても優しくて、少し晴れやかに見えました。
魔法のクッキーは セトカと高嶺だけの思い出で、今それをセトカの前で振り返ることができたから、また高嶺の心は ちょっとだけ軽くなれたのかもなぁと思います。
「もしも、はるか君に泣かされたら、僕を呼んでください、君が世界の どこにいても、君のもとに かけつけるから」
セトカのことを ものすごく大事に想ってくれて、そしてハルカには嫌味を言うところが 高嶺らしいです!
でも、セトカにハルカが寄り添っている光景は、高嶺にとって この恋を終わらせるために、必要な光景だったのかもしれませんね。
飛行機の中で 小さな女の子に見せた高嶺の笑顔は、高嶺が いつか必ず次のステキな恋へと歩き出せることを 感じさせてくれました ^_^。