Kiss(キス) 8 月号 七つ屋志のぶの宝石匣、21話 感想
※ネタバレ注意です※
とうとう志のぶが 顕ちゃんの赤い石の事を知った前回から、今回は冒頭でその話を しっかりと聞くところから始まりましたね。
顕ちゃんが倉田屋へ預けられた後に、どんなことがあったのかも、今回で詳しく知ることが・・・!
預けられた翌日に 北上家が全焼していたこと、その前日、5歳の顕ちゃんが倉田屋に預けられることになった流れも分かりました。
しかし あまりに急な話で、5歳の男の子には とても辛いことだっただろうと思います・・・。
こんな細かいところまで 志のぶは知ることになったワケですが、しかし顕ちゃんは まだ志のぶが知ってしまったことを知らないワケで、これが今後どういう展開になっていくのか、とても気になりました!
さて一方で、今回のストーリーでメインになっていたのは、志のぶの同級生の有森家!
顕ちゃんが探す赤い石が気になる志のぶは、同級生の有森さんの家宝のルビーを見に行くも、有森家には既に 顕ちゃんがデュガリーの販売員として入り込んでいて――――
つまり、この家のルビーは顕ちゃんの探している石ではない、と、この時点で判明しましたが、そんな中、家宝のルビーがフェイクに すり替わっていると判明し、大騒ぎに・・・!
この騒動の中で、家族中が犯人は誰だ!?と騒ぐ中、お祖父さんは「誰が犯人か疑うことで家族がバラバラになるくらいなら、ルビーなんていらない」と言った すぐ後に、お祖母さんが「いらないわけないでしょう」といって冷静に警察に電話する、というシーンが とても面白かったです!
そうですよね、10億いらないわけないですよね!
結局、もうすぐ退職する お手伝いさん(早苗さん)が、この有森家の幸せが羨ましくてフェイクにすり替えていた、という結果で、早苗さんが退職祝いをもらった時に黒い感情が見えていた志のぶに、感心してしまいました。
家宝のルビーがフェイクだという事も 志のぶが気づいたワケで、今回は大活躍じゃない!と思いましたが、早苗さんから言われた言葉に 志のぶが傷ついていて、ちょっと可哀想でした・・・。
もちろん悪いのは早苗さんの方でしたが、その早苗さんの寂しさを理解してくれて、今回の事も許すと言ってくれた お祖父さんも優しいと思います。
有森家が幸福であるのは、こういう お祖父さんのような人が家を繁栄させてきたからなんでしょうね。
今回も無事に事件が解決しましたが、今後は 志のぶも赤い石を探していくことになるのでしょうか?
まだ顕ちゃんは 志のぶが知っているということを知らないでいますが、顕ちゃんとしては知られたくないだろうな・・・とも感じました。
今回の最後で 志のぶに話しているセリフなど、志のぶ(と倉田屋)が、彼の心の中で とても大事なんだろうと思ったので、そこが彼の戻ってくる場所になるなら、一緒に石を探すよりも 戻ってくる場所を守っているのもいいのかも、なんて思いました。
さて、次回は どんな話になるのでしょうか、とても楽しみです!