Kiss(キス) 1 月号 銀のスプーン、84話 感想
※ネタバレ注意です※
今回からは、再びルカのお話になりましたか。
ママとてっちゃんが付き合い、そして別れたのは、2年前ということになるんですね。
いつの間にかまた時間が経って、律が大学を卒業して社会人になって、調も奏も大学生になっていて、時間の流れが早く感じてしまいがちですが、しかしルカの問題はまだ終わっていなかったんだ、と今回のお話を読んで切なくなってしまいました・・・。
マヤさんに新しい恋人ができて、それは悪い事ではないと思ったのですが、しかしルカには受け入れられない気持ちがあったんですね。
てっちゃんの時もルカは巻き込まれて、いろいろ傷ついたのに、周りの大人にはあまり伝わっていなかったように思います。
ルカ自身も、周りに伝えることが出来なかったんですよね・・・。
そう考えると、前回のルカの件がモヤっとしたまま終わったような気がしていたのですが、ココに繋がっていくという長い伏線だったのかと、納得してしまいました。
そして、あの頃よりも大人になったルカが、いろいろな事がわかるようになって、そしてナーバスになってしまうことも、よく分かる気がします。
しかしまた、それが周りの大人にはただの反抗期としてしか映らないんだとしたら、これは実は深いものになってしまうんじゃないか、と心配になってしまいました。
ルカの心は、マヤさんの恋愛の件でゆっくりと屈折してしまったようにも思いましたが、しかし律やその家族たちがいたから救われたはずだと思うので、どうにかして彼の気持ちがまっすぐになりますように、と願わずにはいられません。
その家族の中でも、律だけはさらに特別にルカが心を許していると思うので、助けになってあげてほしいと思いました。
次回からしばらくルカの話が続くのだと思うのですが、今度こそルカの気持ちがすっきりする解決になってくれるように祈っています!
続きがとても気になります!!!