Kiss(キス) 4 月号 はじめまして さようなら、13話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は本当に切ないストーリーだった上に、珠子が わだかまりを持ったまま実家に帰ることになってしまって、次回が とても気になる展開になって終わってしまいました・・・!
自殺してしまった娘さんの ご両親が喪主を行う、ということになってしまった葬儀の打ち合わせから始まった今回。
逆縁というケースに今まで珠子が遭遇してこなかったとはいえ、珠子の遺族に寄り添いたい気持ちが、逆に奥さんの心を傷つけてしまったんだと思います・・・。
珠子が奥さんにかけた言葉が大間違いだったとは思えなかったですし、それでも奥さんが「死んだ娘と代わってよ!」と言ってしまった気持ちも分かると思いましたし、どちらも とても辛かったのではないでしょうか。
こういうことが葬儀屋さんにはあって、気にしなければならないんだということを初めて知りました。
そして以前に黒住さんが言っていた、珠子には この仕事は向かない、遺族への距離が近すぎる、ということが どういうことか分かった気がしました。
どんなに優しい言葉をかけてもらったって、当事者にしか分からない、と当事者は思っているわけで、それに対して悪意を持って返されたら どうしようもないんですね・・・。
それで珠子が傷ついてしまわないか、黒住さんは心配していたんですね。
さらに このタイミングで珠子の親戚が亡くなって、実家に帰ることになったわけですが、岸川君が しばらく実家でゆっくりしてこい、と言った意味を、なんとなく珠子も感じているようでしたね。
黒住さんのアドバイスを上手く珠子に伝えられずに、今回の件の責任が自分にもあると、岸川君は考えているのではないでしょうか。
珠子と岸川君の別れのシーンが、まるで これで本当の別れのようでしたが、そうならないようにと祈っています!
珠子が自分の親戚の葬儀に参加して、どう感じて、どう考えるのか、そこから また気持ちを新たにしていけるのではないかと思っているので、今回の帰省は きっと良いものになると信じています。
ですので、岸川君も あんまり考えすぎないでほしいですね。
珠子が自分で答えを きっと見つけてくるから、ちゃんと待っていてあげてほしいです!
次回が早く読みたいです!