こえ恋、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
ゆい子は高校入学早々、風邪で一週間学校を寝込んでしまいます。
これ以上休んでしまうとクラスから浮いてしまう・・・。
そう悩んで落ち込んでいたゆい子に、クラスの学級委員の松原くんが電話連絡をしてくれるのです。
彼の素敵な声にときめくゆい子が、学校へ登校して出会った松原くんは・・・紙袋を被るちょっと変わった男の子でした――――
第一印象から、出会ってステキな恋をする少女漫画だろうなぁとは思ってましたが、表紙や第1話からヒーローの松原くんの見た目のインパクトはかなり大きかったです。
実際に居たら引いてしまうレベルかもしれませんね(笑)
紙袋のせいで表情がわからない松原くんですが、行動が紳士で優しい雰囲気が出ていて、こんな謎な人でも関わっていくと自分もきっと、ときめいてしまうなぁと思わせるような作者さんの表現力が素晴らしいです。
常にほのぼのとしたゆい子と松原くんのやり取りにはとても癒されました。
こんな初々しい恋愛がしたくなりますね。
さらに、どのキャラクターもしっかり芯の通った自分の考えを持っていました。
周りを取り囲むクラスメイトも、松原くんを悪く思う人は一人も居ない良い人ばかりなので、ゆっくり温かい目で見れるような作品です。
そして、突然登場するウブな生徒会長も加わって奇妙な三角関係へと発展してきます。
生徒会長もピュアでいい人なので、何だか応援したくなってしまいました!
話の所々でお茶目な要素があり、クスリと思わず笑ってしまいますし、テンポも良くて次々とページを進めてしまうくらい続きが気になります。
松原くんの過去も所々で伏線がありますが、まだ1巻なので全容が明らかになっておらず、とにかく少しずつ解明されるのが楽しみです。
2巻も絶対に購入しようと思います!おすすめです!