Kiss(キス) 5 月号 パーフェクトワールド、17話 感想
※ネタバレ注意です※
つぐみが松本に帰って、お父さんの看病で病院にいるシーンから今回はスタートしました。
お父さんには鮎川との関係を反対されて、家を飛び出てしまってからきっと気まずかったと思いますが、仲良く話せていて、少し安心しました。
しかし何気ない、普段のお父さんの一言が、逆につぐみの胸につきささるのがよく分かります。
お父さんと普通に話す時間が、あとどれくらい残っているのかと考えたら、松本に帰ろうと考えたことも理解できました。
その選択は間違っていないと思います!つぐみ自身にもいい考えだと思いました!!
そんなつぐみに、是枝が自分の気持ちをぶつけます。
ここまでまっすぐだったら、つぐみの気持ちもやっと是枝に向くのではないかと思いました。
つぐみとしては、鮎川に急に別れを言われて受け入れられず、それでも彼の負担にならない為にと気持ちを押し込めて、
そして自分の気持ちを整理する為にも絵も描いて、ここまでしても彼を見ると思い出して気持ちが戻ってしまう、と悩むのはとても苦しいんだと思いました。
そんな中で、お父さんから必要とされている、と思えたのであれば、松本へ帰ろうと決意するのも良く理解できるんです。
自分の恋心で右往左往しているよりも、必要とされている人の傍にいたいというつぐみの気持ちは正直なものだと思いました。
そんなつぐみに、今さら鮎川が違う道があったのかも、と思って連絡をしてきたことには、少し遅かったよ!と思ってしまいました!
つぐみと鮎川がうまくいってほしいとも思いつつも、しかしつぐみの心の波を考えると、是枝を選んだ方が良いのでは!?とも思ってしまう、難しい展開になってきた気がします。
確かに介護は難しいと思いますが、どんな人にも最初はありますし、初心者から始まることを考えれば、
やると決意をしたつぐみが介護をすることへのハードルは高くなかったと思いますし、つぐみは頑張ろうとしていたと思うのです!頑張れたと思うんです!
やはり障害から壁を作ってしまっていたのは鮎川の方だったのではないでしょうか。
そこから、一緒にいてほしいと思っていた本当の気持ちを、鮎川が今からでも伝えたいと思ったことにはとても共感するのですが、しかしタイミングが少し遅かった!気がします!
つぐみの気持ちに、是枝と鮎川が今後どう関わっていくのか、次の展開がどうなるのか、とても気になります!