Kiss(キス) 5 月号 はじめまして さようなら、3話 感想
※ネタバレ注意です※
大好きな岸川くんの実家で働けることになって喜んでいる珠子の姿からスタートしました!
1年この仕事が続けることができたら嫁にでもなんでもしてやると言われて、早速大喜びの珠子でしたが、先輩たちが続かないだろうなんて言っているということは、辞める人も多い仕事なのでしょうか。
珠子はまだこの仕事の全てが分かっていない、ということなのかもしれないですね。
となると、とにかく仕事に早く慣れないといけませんね!
そんな今回の故人さんは、32歳でガンで亡くなった男性で、喪主は奥さんであるサヤさんとなりますが、それが高校を出たばかりの女の子ということで、とても驚きました。
ギャルというか、今時の若い女の子という感じですが、妊娠している彼女は、周りに認められていないのかな、と思えるような状況のようでした。
しかしそれでも、旦那さんのお葬式の喪主をちゃんと務めたいと頑張っていることは伝わってきました。
彼女妊娠中で体調が難しい状況でも、頑張りたいと言っていることや、旦那さんへの遺体への向き合い方で、旦那さんが大好きだったこともよく分かりました。
喪主の挨拶の原稿をなくしてしまっても、ちゃんと自分の気持ちを話すことができて本当に良かったです。
そして、彼女がずっと涙をこらえていたのもよく分かりました。
式が終わって涙があふれた時には、きっといろいろな気持ちが全て溢れたんだと思います。
ガンだと分かって、もう長くないと理解した上でも子供が欲しいと思った彼女もすごいと思いましたし、それに旦那さんが応えてくれて、本当に良かったと思いました。
年上の大好きな旦那さんが亡くなってしまうということを知った時の絶望は、計り知れないものだったと思いますが、しかし彼がいなくなった後にもその先があると思えることで、彼女は生きていけると思ったんじゃないでしょうか。
若い人のお葬式はとても悲しいですが、しかし悲しいだけではないお葬式になって良かったと思いました。
次回はどんなお葬式をお手伝いするのでしょうか、気になります。