Kiss(キス) 2 月号 銀のスプーン、74話 感想
※ネタバレ注意です※
前回、僕はとても怒っていたんだ、というルカのモノローグで終わったので、今回何が起こるのか、と心配していましたが、
考え込んでいるルカに友達が遊ぼうと声をかけて、彼はそのまま遊びにいってしまいました。
でも小学生はその方がいいのかもしれませんね。
言葉にならない不満や不安を、友達と遊ぶことでいったん忘れて、そのまま胸のどこかにしまってほしいです。
よく読むと、彼の中で怒っていたんだ、と理解したのはもっと後、成長してからのようで、今のルカはモヤモヤした気持ちを持ったまま、それをなんと表現すればいいのかも知らずに、友達とかと遊ぶことなどでいつの間にか気持ちが変化していったみたいです。
確かに、小さい頃は表現する力やボキャブラリーも足りなくて表に出せない気持ちってあったような気がします。
それが何かの弾みに言えるようになったりすることが、成長なのかもしれません。
ルカもいつか、また階段を一段ずつあがっていくんでしょうね。
とりあえず、ルカの走っていく姿からは、不満や不安があってもそれを忘れて他の楽しいことに熱中していけるような感じがありました。
さてこれで、ルカのお話は落ち着いて、ここからは調とその彼女、深雪のお話になりました!
仲良しカップルの二人ですが、夏休みの使い方で見解の不一致が起きてしまいます。
調は夏休みをバイトとバンドに使いたいようで、それに合わせて深雪もバイトすることに。
本当は深雪はバイトするつもりなんてなく、彼と楽しい夏休みを想像していたんですが、そうは出来ないみたいなので、だったら私もバイトしてやる!という気持ちのようです。
調はガソリンスタンド、深雪はコーヒーが自慢の喫茶店に決まりました。
せめてもの反抗として同じバイトにはしなかった、というのが深雪の気持ちの様ですが、意地っ張りだなぁと思うと同時にちょっと微笑ましいですね。
しかし意外とコーヒー店のバイトを楽しんでいるようなので、ちょっと安心しました。
それぞれバイトがメインの夏休みになってしまいましたが、休みを合わせてデートしたり、仲良しなのは変わりません。
そんな中、深雪には喫茶店の先輩が声をかけ、調には深雪の同級生、水無月寧音子が近づきます。
寧々子は、深雪の彼だから調に近づいているみたいですが、しかし彼女の考えがどんなものなのかは、まだイマイチ分かりません。
調からすぐに深雪に話だって伝わってしまうだろうに。気にしないのでしょうか?
そして調がちょっと心配です! バイトが終わるの待ってるねと言われてすぐ「うん」と言ってしまうなんて!
深雪の知らないところで(バイト終わりを狙うというのがズルくもあるのですが)二人だけで会って大丈夫なの??
今後の展開がとても気になるところで、今回は終わりです。
次回がとても気になります!