片翼のラビリンス、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
いよいよ文化祭が始まりました。
都は欲張りな自分に落ち込みながらも何とか蛍と大翔を会わせないことに成功しました。
そして大翔は「俺の彼女になってください」と言ってくれます。
ただ「それが恋愛感情なのかはわからないんだけど」と・・・。
何だか先行き不安な告白のお返事です・・・。
そして2人で見る後夜祭の花火。
きれいだと都は喜びます。
喜びます・・・が、やっぱりこのままではいけないのではないかと思うのです。
せっかく上手く言ってるのに、まだ引き返せるかもと揺らぐ都は、本当に蛍と大翔のことを大切に思っているのだということが分かりました。
それでも、とてもかっこいい大翔にほっぺにキスをされて、自分からは離れられない都です。
その後の都と大翔の初デートは、ほぼゲームをするだけで終わってしまいました。
恋人同士というよりただの友達です・・・。
都はタイムリープのおかげで成績がとってもよくなってます。ずるいですね!(笑)
クリスマスデートにも誘ってもらえて、気分はうきうき・・・とはいかず、 2ヶ月経ってもキスもしてもらえないことに不安を感じていました。
デートもゲームばかりのようです・・・。
それを相談すると華ちゃんは大翔のことをとても悪く言います。
華ちゃん、よっぽど大翔のことが嫌いなのですね・・・。
何かあったのでしょうか・・・?
司の行動も謎です。
まだ恋愛感情なのか分からないけど都との関係を進めてみようかと言う大翔にイラついてました。
でも「あのふたりにはうまくいってもらわねーと、困るんだよ・・・」と。
うーん謎が深まります・・・。
クリスマス・イヴ・・・、何故か華ちゃんは蛍と大翔を引き合わせようとしました。
何故でしょう?本当に謎です。華ちゃんは絶対に都の味方だと思うのですが・・・。
華ちゃんの計画は失敗しましたが、結局、蛍と大翔は出会ってしまいます。
そして大翔は、やはり蛍に恋をしてしまうのです。
大翔にとって蛍は運命の人なのでしょうね。
きっと何度出会っても恋に落ちてしまうと思いました。
都もそれを痛いほど実感します・・・。
想像していたとおり、都は大翔にふられてしまいました。
「すげーいい加減だった」と謝ってくれる大翔に都は「友達に戻りたい・・・!」と・・・。
だってそれしか言えないですよね・・・。
都は未来を変えているという罪悪感がありますし、大翔はとても辛そうに謝ってくれるし・・・
都の気持ちを考えるとすごく辛いシーンです。
2巻でいちばん辛いシーンです・・・。
涙が止まらない都に華ちゃんは「私の予想では前よりマシな未来が待ってるはずよ」と言いました。
そして、別れたことを知った蛍は怒りをあらわにして、大翔の元へ行きます。
これは大変な事態ですね!?
もし蛍と大翔も上手くいかなくなるなんてことになったら、都はもっと辛くなってしまうと思います。
華ちゃんの言っていたことも謎ですし、次の巻がとても気になる展開で終わりました!