※ネタバレ注意です※
乙女ゲームのコミカライズ版の中でも、なかなかの名作として評価の高いあず真矢さんの「三国恋戦記」シリーズ。
本編である「三国恋戦記~オトメの兵法!~」は無事連載が終了し、残念だけどこれであず真屋さんの恋戦記とお別れか…と思っていたところに、なんと別のキャラクターとの恋愛を描いた新シリーズが登場。
しかも、主人公の相手役は本編で人気だった「曹孟徳」。
ファンとしては嬉し過ぎる1冊です。
今作は、本編の「三国恋戦記~オトメの兵法!~」とは別ルートのお話のため、作品自体は独立しています。
けれど、途中までは本編の漫画のシナリオを軸にしているので、ぜひ本編から読むことをお勧めします。
シナリオ冒頭にダイジェストのようなあらすじ説明漫画がありますが、恐らく初見の人には展開が早過ぎて理解不能です(^▽^;)
さて、そんな本編シリーズとは別の展開になるこの漫画。
今回の相手役は有力な権力者である「曹孟徳」となり、ベタベタに主人公を甘やかす恋愛模様が楽しめます\(^▽^)/
そして、コミカライズ版ならではの見どころは、なんといっても孟徳さんのころころと変わる表情の変化。
主人公・花ちゃんと一緒にいるときに見せる幼い表情や甘えた表情にキュンキュンきます。
特に花ちゃんがふと「好きですよ」と気持ちを伝えちゃった後の、孟徳さんの素の表情がとってもいい。
「俺の目を見てもう一回言って?」という台詞の部分のシーンが特に好きです。
ゲームの内容を知っているとどうしても展開が読めてしまうのでその辺りは残念ですが、もちろんゲームにはなかったオリジナル展開も用意されているのでゲームプレイ済の人も楽しめます。個人的には歌妓さんとのやりとりのくだりが好きでした。
あず真矢さんのコミカライズは本編の内容から面白いことが約束されていますから、もちろんこの作品の続きも面白い展開になることは間違いありません。
ゲームの内容と展開が同じなら、この先の物語展開は少し暗いものになることが予想されます。
けれど、あず真矢さんの描く冷徹な表情の孟徳さんも楽しみなので全く問題なし!
今後の展開も非常に楽しみなシリーズです。