隅でいいです。構わないでくださいよ。、1巻 感想
※ネタバレ注意です※
ゲームのワンシーンから、物語はスタートします。
主人公がプレイしていたのは、遊女の男性版 「遊男」達の世界に 世間知らずのお嬢様が飛び込み、逆ハーになる というものでした。
プレイしながら、攻略が難しい・・・と嘆く主人公ですが、最近 体調が悪いようで、意識がフェードアウトしてしまいます。
そして目が覚めると、なんと五歳位の子供になってしまっていました!
しかも、歩いてみると どうやら現代ではなく、江戸時代のような町並みです。
途方に暮れている主人公に、通りすがりの おじ様が手を差し伸べてくれます。
そのおじ様は なんと吉原にある遊郭の経営者で、主人公は「野菊」と言う名をもらい、禿(遊男のお世話係)として働きだします。
因みに この世界の吉原は男女逆転していて、女性がお客様です。
清水と言う遊男の禿になった野菊は、同じ禿の 秋水とともに、日々 お仕事をこなしていきます。
そんな ある日、おじ様から 引込みに推薦されました。
引込みとは、将来 確実に花魁になれる、禿のエリートです。
ですが、それには 今いる妓楼から離れなければなりません。
清水兄さんと離れたくない野菊は 落ち込みますが、清水の「いってらっしゃい」という言葉に押され、妓楼を旅立ちます――――
最初に読んだときは 現代もののストーリーだと思っていたのですが、蓋を開けてみると時代物で驚きました。
タイムスリップではなく、ゲームの世界に 主人公が入ってしまった、と言う設定なのですが、昔の着物や建物が好きな私には ありがたい漫画です!
絵が とても綺麗で、最初のカラーページは 水彩画のようなタッチ。
そして それにしても、清水お兄さんが イケメン過ぎます!!!
野菊は小さいので 子供として可愛がられているのですが、元々 逆ハーのゲームなので、これから周りの殿方達に愛されていくのでしょう。正直 羨ましすぎます(笑)
まだ、これといって大きな問題は起きていませんが、今後は色々と、恋愛の縺れ合い等が出てくるのかな、と期待しています。
逆ハー漫画は 主人公を自分に置き換えて読むのが1番ですからね!今後が楽しみです!