Kiss(キス) 1 月号 こいいじ、39話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、まめ・ゆめ・聡太・ゆう、が それぞれ色々と考えていることが、それぞれに描写されていて、各々の状況が よく分かる内容になっていたと思います!
まず、ゆめが「先生」に電話していたことが、とても印象的でした。
娘さんの結婚式にも参加していましたし、ゆめと「先生」は まだ繋がってはいるんですね。
前回、「自分は箱根に残るー」と言って、ゆめが 帰りの電車に乗らなかったのは、先生と一緒に行った「別荘」を もう一度 見たい、という気持ちがあったからなのではないでしょうか。
まめと河田さんが気になる、という気持ちよりも、自分の中に懐かしい気持ちがあったのかもしれませんね。
そして、その まめと河田さんですが、お互いに なんとなく相手の出方を見ている雰囲気から、ふたりの緊張感が伝わってきました。
しかし「そういうこと」には 今回ならずに、ふたりで ご飯を食べて、そしてベッドは別々で寝る、ということになりましたね。
一安心なのかな、と思いましたが、河田さんの「箱根の思い出」を聞いている まめの表情が気になりました。
河田さんの思い出の中には、いつでも「あきちゃん」の姿があって、まめは これに耐えることができるのでしょうか・・・。
今後いつも この状況になるのだとしたら・・・と考えると、この恋愛も難しいかもしれません・・・。
一方、箱根から一歩先に帰ってきた まめ達の両親から、本当に箱根へ まめと河田さんが旅行に行っていることを知った ゆうが、大変ショックを受けていて、これも すごく印象的です。
部活の先輩と一緒に 聡太の喫茶店で作戦を練っている ゆうが、はじめて自分の気持ちを ちゃんと口にしているように思えて、とても驚いてしまいました。
ゆうが自分の気持ちを ここまで口に出しているような描写は、今迄に ほとんどなかったように思います。
聡太が出かけている時に、先輩に思ったままを話しているところや、その後に 自分の気持ちを整理したり、また、ちかちゃんにも 助けを求めているところも、ゆうが 少し大人になった分、この問題が彼女にとって とても大事だということが良く分かる気がしました。
さて 最後に聡太ですが、まめが 河田さんと旅行に行っても 気にしていない様子に見えたけれど、彼と春さんの会話の中に「5年待ってほしい」という言葉があったということに、驚いてしまいました。
この言葉に、聡太は無意識に影響を受けているのかもしれない・・・と思います。
今回、回想シーンで 春さんの正面からの顔が沢山 描かれていて、ここまで こんなに ちゃんと描写されているシーンもなかったように思えて、とても印象的でした。
登場人物が各々 気持ちを整理しつつ、いろいろと考えているところが とても面白かったです。
次回は どんな展開になるのでしょうか? とても楽しみです!