月刊flowers(フラワーズ) 11 月号 7SEEDS、山の章23話 感想
※ネタバレ注意です※
今月の7SEEDSですが、 佐渡編も佳境に入り、 物語としてもクライマックスに向かっています。
前回までの話は、 佐渡島と鍵島、それぞれの地下にいたチームのメンバー達は、残された映像から佐渡島の地下に105人の子供達が冷凍されていることを知る。
同時に通路への地下水の流入が激しくなったため力を合わせてなんとか水没を免れるが、 そんな安居達を見つめていた要は!?(本誌より)
まず、読み終わった感想ですが、正直「うわぁ・・・えぐいなぁ・・・・」と思いました。
ハンマーでがつんと殴られたような衝撃な展開です。 もちろん、いい意味です。
まずは今月の内容ですが、 地下で、蟻に襲われ幻覚を見ている要を、 安居に近づけまいとしている涼という場面からはじまります。
いつも冷静で死神であることを遂行しようとする要が、 佐渡編では、その足元が揺らぎます。
自分の信念を持って夏のAチームを作ったものの、 彼らの未来での危うさを目の当たりにして、自分のしてきたことに疑問を抱いてしまう。
百舌首相の、「心が健康なまま乗り越えるのは難しいぞ」という台詞、でてくるのは二度目だけれど、 ずしんとくる言葉だなぁと。
さて、7SEEDSでは、洞窟が何度も出てきす。
夏のAチームの安居にとって洞窟は、最終テストで親友の茂を失った鬼門の場所です。
未来にきて幾度となく遭遇する洞窟を、茂を失った場所だと錯覚します。
ここは、過去なのか?まだ最終テストは終わってないのか?自分はなんのためにここに、 幻覚をみて、怒りや憤りで身動きがとれなかった安居が、他のチームのメンバーと行動をともにすることによって、少しずつ過去から解放されて。
持ち前の、運動能力に加え、冷静な判断力と状況判断力が戻ってきます。
その安居に、この仕打ち。
要が、涼に「ここは佐渡だよ」としゃべりかけ、 それの意味が分かったとき、身の毛がよだちました。
個人的には、安居のことをもうそんなに虐めないであげて欲しいと、切に願っております(笑)
他のチームのメンバーと関わることで、少しずつ開放されていた安居と涼ですが、 またトラウマになっちゃうよ、とハラハラしております。
この洞穴が、まさかあの最終テストの洞穴だったとは・・・。