おはよう!スパンク なかよし60周年記念版、7巻<完> 感想
※ネタバレ注意です※
深町愛は耕平からテレビに出ると聞かされて声を出して驚きます。
しかし耕平は「出るのはスパンク」だと飼い犬の名前を答えるのです。
スパンクがテレビに出るという知らせにも愛は声をあげて驚きました。
耕平の話によるとスパンクの写真を犬のコンテストに送ったら審査に通ったということでした。
しかも優勝者には賞金100万円が渡されるというのです!
愛はスパンクが審査に通った大会はどのようなものかと詳細を確かめます。
その大会は「ブサイクな犬」を決める大会でした・・・。
愛は大好きなスパンクを「ブサイク」認定するためのコンテストなんかに出したくないと激怒しますが、「スパンクにはわからないようにすればいい」という耕平の言葉と100万円の誘惑に負けて、スパンクを出場させることにします。
ブサイクな犬を決めると思っていないスパンクは大会前からうきうきしておめかしもして、準備を整えていました。
モテている自分を想像してニヤニヤしていました(笑)。
ところがコンテストの本番直前に皮肉にも会場内で「ブサイクな犬を決める大会」だと知ってしまうのです。
スパンクはショックを受け、会場を飛び出しました。
スパンクが居なくなったことに気がついた愛と耕平はお金に目が眩んでスパンクにショックを与えたことを悔やむのです・・・。
そしてスパンクに会えなかったらどうしようという想いを抱えながら必死にスパンクを探していると、泣きながらスパンクが愛たちの元へ走って来ます。
愛たちとスパンクは再会を果たしたのでした!
犬のコンテストといえば、フリスビーの大会や芸を見せる大会、障害走などが思い浮かびます。
しかし、犬の見た目を判断するという大会の内容はとてもユニークで感心しました。
けれど、かっこいい犬を決めるのではなくブサイクな犬を決めるというのは少しユニークすぎる気もします(笑)
誰だって容姿を褒められたら嬉しいと思いますが、「ブサイクだね」と言われて喜ぶ人はいませんもの。
ブサイク1位に輝いてもなにも自慢できません。
それは犬も同じなのでしょう。
有頂天になっているスパンクが可哀そうに思えました。
しかし愛や耕平がスパンクのことが大好きな事は伝わりましたし、スパンクも愛と耕平の事が大好きだとわかりました!
ブサイクな犬のコンテストではなく飼い主と犬の「ベストパートナー」を決める大会とかならスパンクも傷つかずに大会に参加できたのではないかな^^