Kiss(キス) 11 月号 長閑の庭、11話 感想
※ネタバレ注意です※
教授と田中さんと飲みにいって、そして記憶をなくすまで飲んでしまった元子。
遠くの方で自分の話をしていることは分かりますが、しかし全然理解できない!(お酒の飲みすぎです!)
そして泥酔したまま、田中さんに家まで送ってもらいます。
この時点では、先日言われた「(課題の一環だけど)俺と付き合ってみる?」が、元子の中を占めているのがよくわかります。
それでも彼と教授のことばかり考えてしまいます。
シャワーを流したまま打たれている姿からは、何度も同じところを頭の中で繰り返して、先に進めない気持ちをすごく感じました。
溜息ばっかりになってしまいますよね。
二日酔いは大丈夫なのか?と心配な元子がそれでも学校に行くと、田中さんが待っていました。
昨日のことを謝りつつ、どんな話をしたのか聞くと、先生とはファウストの話をした、とのこと。
そして、「付き合ってみる」宣言を撤回されてしまいます。
この撤回は、教授が田中さんに、元子が酔いつぶれている間に話していたことに寄るのですが、元子はもちろん知りませんし、意外とショックだったみたいです。
田中さんの一歩引いた感じに違和感を覚えたようでした。
そんなところに、それを見ていた、ずっと見ていた樹里ちゃんが登場です!
樹里ちゃんは自分の気持ちをうまくしゃべれないからと、無理矢理トークアプリで友達になります。
初めて家族以外の人とつながって元子が喜んだのもつかの間、樹里ちゃんが田中さんが好きだということを伝えます。
そしてずっと元子と田中さんの関係を疑い、嫉妬し、それに傷ついてきたのだと、元子は気づきます。
応援しようとしても、馬鹿にするなと言われ、自分の恋のことを話すとそれも否定されてしまいます。
もう完全に樹里ちゃんの八つ当たりに近い言葉が、ここで逆に元子の教授への気持ちを再確認させます。
教授に「恋じゃない」と言われて、それをそのまま受け入れて自分を抑えていたんですね。
その方が今の関係も壊さずにいられるし、安全ですもんね。
けれど、逃げているばかりじゃいけないと、教授にもう一度伝えないと、という気持ちに元子は変わります。
教授に会いに行って、昨日の席でのファウストの話を自分も聞きたかったと会話をはじめます。
教授の言葉は遠まわしに自分は恋に溺れたくない、と言っているようです。
しかし、元子は今度は逃げずに、ファウストを愚かだけれど尊敬もすると、傷つくことを恐れて逃げることが愚かだと反論します。
そして、教授に恋をしている、と伝えます!
よし良く言った!
もどかしかったけど、それでも良く伝えた!
教授の驚いている顔がすごくイイです!
教授がどのように返すのか、とっても気になります!
そして樹里ちゃんが今後どうするのか、八つ当たりまくった元子との仲もとても気になります!
次回が早く読みたいです!