Cocohana(ココハナ) 1 月号 はじめてのひと、3話 感想
※ネタバレ注意です※
塾講師の浜島理香さんは、女友達の穂波さんを、釣り好きの同僚、桐谷間さんに紹介します。
理香さんも穂波さんも既婚者ですが、穂波さんがパートや義理の両親との同居などのストレス発散、憂さ晴らしにスカっとしたい、という希望を聞いて、釣りをいつも進めてくる桐谷間さんを紹介します。
アウトドアなストレス解消は確かにオススメですよね。
この出会いはとてもうまくいって、魚を釣る楽しさを知った穂波さんは桐谷間さんとどんどん釣りに行きます。
そしてその様子を、LINEなどでどんどん理香さんに送ってきます。
最初は実況中継で流れてくる状況に喜んでいましたが、その釣りの話自体には入れなくて疎外感を感じた瞬間から、理香さんは気持ちがザワザワしてつっけんどんな感じになってしまいました。
元々船が苦手なので釣りはあまり好きではない理香さん。
自分は釣ってきた魚を食べる時に呼んでくれればいいや、位に最初言っていたのですが、LINEで写真やコメントが沢山流れてくるとなぜかイライラするように。
ちょうど親友に恋人が出来てしまって淋しく感じている中学生の相談に乗りながら、その子に話す言葉が自分にも刺さることを感じます。
そして更にイライラとモヤモヤが募ります。
自宅で家事もうまくいかないくらいイライラして、旦那さん相手に爆発!
溜め込んでいた気持ちを旦那さんにぶちまけると、ちゃんと受け止めてくれました。
優しい旦那さんで良かったですね!!
そして友人ふたりがとても大切で大好きで、自分がいないのに仲良くしていることが淋しくて辛いんだね、と言ってくれます。
それを聞いて、これを越えないとならないことも理解した理香さん。
もうちょっと時間がかかるかもしれませんが、どうして自分がイライラしていたのかが分かってちょっと落ち着いたみたいです。
大人になっても独占欲や嫉妬はありますもんね。
中学生に塾で勉強を教えている先生だからこそ、認めたくない感情だったのかもしれませんね。
でも、人間いくつになっても、好きな人や気持ちは持っていて悪いものじゃないと思いました。
今回の「はじめてのひと」、何が初めてなのだろうと思いつつ読み終わってしまいましたが、逆に、この後の3人の展開などがとても気になってしまいました!
理香さんがまたふたりに会ってどう話すのか、または釣りに行ってみるのかなど、続きが知りたいな、と思わせるお話でした!
もちろんオムニバス形式だから今回のお話はこれで終わってしまうんだと思いますし、もしこの後があったとしても、何事もなく過ごしていけるんだとは思うのですが。
みなさん大人ですしね。
次回はどんな人のはじめての人でしょうか? 楽しみです!