Betsucomi(ベツコミ) 5 月号 夕暮れライト、22話 感想
※ネタバレ注意です※
ちなみと別れたと奏多から聞いた雄大。
和音にも「私は大丈夫だよ。」と言われますが、おいそれとちなみに告白なんてできません。
けれど、クラスの席替えで偶然隣同士になり、教科書を忘れたちなみが雄大のヘタクソな落書きを見て笑ってくれたことをきっかけに、
「オレたぶんずっとお前のこと好きだ。だからいつか付き合ってもいいなってなったら、一緒にライブに行こーな。」と話しかけます。
ちなみも泣きながら「うん。」と答えるのでした。
今は、もうどうしようもありません。
二人だけで幸せになることは、何だか和音や奏多に悪くてできないし、かといってお互いのことを忘れて別の人を好きになったりすることもできません。
前にも後にも進めずただ時が過ぎていくのを待つしかないのかもしれませんね。
でも大丈夫ですよね。
だって、時間はたっぷりあるのですから、中学校でダメでも、高校でダメでも、大学でダメでも、大人になってからでも・・・、二人の気持ちを育む要素はたくさんあります。
損得勘定もなく、結婚に焦る時期でもなく、甘酸っぱい思い出としてずっと心の中に蓄積していき、いつかきっと素敵な関係を結べる日がやってくると思います。
そんな日を思い描くことができるのだから、逆にうらやましいくらいです。
こんな若い頃に大切な相手に出会えて、気の置けない友達や家族との関係も築けて、ちなみは幸せ者だよ。
奏多や和音が新しい恋をして、その打ち明け話も聞いたりするんですよね。
いやいや、それどころか、長い時間が過ぎるうちに雄大よりずっと好きな人ができてしまうかもしれません。
先のことは誰にもわかりませんからね。
でも、大人になれば、しがらみや付加価値など色々なものに縛られてしまうことがあるかもしれません。
それを考えたら今の気持ちが一番純粋。自分にとっても一番キレイな気持ちです。
それはまるで宝物のようなもの、大切にしてほしいものですね。
来月はいよいよ最終回だそうです。
4人の関係はどうなりますことやら・・・。
終わってしまうのは寂しいけど、とても気になります。