Betsucomi(ベツコミ) 2 月号 夕暮れライト、19話 感想
※ネタバレ注意です※
雄大から告白されたところへちなみを連れにきた奏多。
その帰り道には和音ともばったり会ってしまいます。
もう、ちなみの心はいっぱいいっぱいで和音と同じ家にはどこにもいることができなくて、母親のところへ逃げて来てしまいました。
雄大が「好きだ。」と言ってくれて、嬉しいと思ってしまった。
だから、悪くて和音や奏多の傍に帰れないと思うちなみでした。
一方、和音はちなみのことで兄弟げんかしている雄大と奏多を止めに入って、雄大がちなみに告白したことを知ってしまいました。
ショックを受けた和音は、これからどうするのでしょう。
母の傍にいることで母の愛に触れることができたちなみ。
「向こうの家族が大事だけど、家にいられないようなことがあったからここに来たのね。」
「時々は頼ってきてもらえたら嬉しい。」と母に言われたちなみは、心から母に感謝したのでした。
いや~切ない!
雄大がせっかく告白してくれたのに、応えることができないなんて・・・。
ちょっとくらいズルして、「本当は好きなの。」と言ってしまえばいいのに。
そうです。それのどこが悪いのでしょう?それが本当の気持ちです。
和音に言ったことの方が嘘なのです。
思い合う二人が惹かれるのは当然のこと。
でも、やっぱり和音に悪くて、奏多に悪くて、もうみんなの傍にはいられないとちなみが思ってしまうのは仕方がないのかもしれません。和音は家族ですしね。
けれど奏多の怒りは独占欲ですよね。
ちなみの本当の気持ちを知っているだけに、ちょっとずるいです。
あ~、これも奏多の身になってみれば当然かも・・・。
みんなが一緒に幸せになることは不可能なんです。
今はとっても苦しい気持ちのちなみですが、ちょっといいこともありました。
自分勝手だとばかり思っていた母の温かい気持ちを知ることができましたから。
本当によかった。怪我の功名です。
でも、ずっとこのままではいられません。
雄大の告白を知った和音もこれからどうするのか気になります。
来月号では、ちなみは和音のいるマンションに帰ることができるのでしょうか?
雄大は、奏多は、いったいどうするのでしょう?