きみはかわいい女の子、6巻 感想
※ネタバレ注意です※
マサムネと知り合うきっかけになったハートのヘアピンは、小枝の友達・えんちゃん経由で却ってきます。
マサムネは、小枝に内緒で清藤に会いに行き、二人で話をすることになりました。
清藤は、中学時代の小枝への暴言を後悔しながら、小枝への想いをマサムネに伝えます。
一方、ヘアピンと一緒に手紙が入っていました。
そこには「2度と会わない」と書かれていたのです。
それきり清藤からの連絡は途絶え、バレンタインデーを迎えました。
小枝はマサムネのためにチョコレートのロールケーキを作り、家へと招待します。
一足先に小枝が帰宅すると、そこには清藤が待っていました。
逃げようとする小枝を連れ出し、自分の気持ちを洗いざらい告白するのです。
そして今度こそ「二度と会わない」と伝え、紙袋を渡します。
その後、家で合流したマサムネに清藤とのことを話しました。
清藤を断ち切って欲しいと考えるマサムネと、清藤の本心を知ってしまい紙袋を捨てることができない小枝。
二人の間に気まずい空気が流れ、わだかまりを残したまま、その日はお開きとなります。
その帰宅途中、マサムネは清藤と同じ高校の女子の、清藤についての話を耳にするのです――――
清藤の本心や小枝との間にあったことが明かされる巻となりました。
マサムネに対して「あいつがかわいいことなんて おまえよりずっと先に知ってたんだよ」と吐露するシーン、小枝に告白するシーンの真っ直ぐな清堂の姿に胸キュンが止まりませんでした!
ミステリアスさから一転して、素直に思いをぶつける清堂は、まさに理想の当て馬男子だと思います。
そんな清藤に対して、マサムネは器の大きさを見せつけた正統派ヒーローでした。
小枝をめぐる二人の男子の言葉や表情は、それぞれ違った魅力を放ち、甘やかな気持ちになります。
そして小枝も二人の男子に好かれるだけあり、中学生時代も、今も、嘘のない言葉で相手に尽くす可愛い女の子でした。
今までのような小枝とマサムネのラブラブな日常に戻ってほしい、という気持ちと、別のイケメンの登場は楽しいな、と感じた6巻でした!