Kiss(キス) 8 月号 こいいじ、23話 感想
※ネタバレ注意です※
今回はもう亡くなってしまった春子の回想でした。
聡太とはまだ出会う前の、由芽との出会いがメインの話でしたね。
春子と由芽が高校時代に出会っていた事、ずっと一緒に高校生活を送っていたことを考えると、由芽にとっても春子がとても大事な存在で、だからこそ由芽が春子を思い出して話したいと思う、という気持ちにも納得できるように思いました。
由芽にとって、春子は聡太をとられてしまった女性ということよりも大事な時間をずっと一緒に過ごしていた大切な人だったんでしょうね。
回想の途中で、春子の痩せ細ったの手だけが描かれているシーンがとても気になりました。
そして今回の話を読み終わってから、冒頭のページの言葉が、春子が入院している時の言葉だったのかと気づき、とても悲しくなりました。
春子にとっても由芽とすごした高校生活が楽しい時間だったからこそ、入院している時にもあの頃の夢をみていたのかもしれませんね。
そしてこの頃の由芽は、戸塚先生に恋をしていて、さらには男女の関係になってしまっていたんですね。
その上で聡太の気持ちにも気づいている。さらにはまめの気持にもきづいている。
ここまでなっていると、由芽がいつもぼんやりしたような表情をしていても、心の中ではいろいろと考えていた、苦しい時代でもあったのかもしれないと思いました。
今回の話はここまででしたが、きっと次回も春子の回想の続きになるんだと思うので、春子と由芽の高校生活の続きはどうなるのか、聡太との出会いはどうなっていたのか、とても気になります!