うたかたダイアログ、2巻 感想
※ネタバレ注意です※
男子校に通う金髪、片野さんは クラスメイトからカラオケに誘われます。
断りきれなかったけど、カラオケのルールも知らないし 歌への不安もあったりで、バイト先のドラッグストアで愚痴ってしまいました。
それを聞いた片野さんの想い人である 宇田川さんから、予行演習にと カラオケに誘われます。
宇田川さんの独特なカラオケ論に振り回されながらも、何とかカラオケに慣れる事ができました。
そんな片野さんと宇田川さんは、パンケーキ屋でテンションが上がったり、近所のお祭りで 宿題の俳句を言い合うなど、ちょっと変な感じだけど お互いの距離を少しずつ縮めています。
ある日、宇田川さんの妹が 中学の職業体験で、二人のバイト先へと やってきます。
見た目がヤンキーな片野さんに 距離を置く妹でしたが、弟の好きな あやとりを家で練習してきてくれるなど、意外に真面目な片野さんを知って 少し心を開いてくれるようになりました。
そして、宇田川さんが 昔かっこいいと思った人は、面接用に髪を黒くした片野さんだったのです――――
とにかく独特な世界観！ 話し言葉のセンスが ひたすら面白い漫画です！
そして 少し恋愛要素が混じっているのも良いですね。
というか、最初から 片野さんは恋をしているのですが、相手の宇田川さんは そのことに気づいてくれないし、けっこう容赦ない事を言っています。
それなのに 女の子が絡むと、なにか分からない感情が出て 変な行動を起こしてしまったりと、今後の展開に ついつい期待してしまうのです！
二人の周りの大人達も、みんな良い味を出しているなぁと思います。
変な人も 真面目な人もいますが、みんな優しいし 落ち着く空間です。
片野くんは金髪だし、服のセンス いまいちなんだけど、優しいのが にじみ出てて良いですね。
宇田川さんは すごくハッキリ物を言う人だけど やっぱり優しい。
いつまでも二人の会話を聞いていたいな、と思わせるお話です！
