ダンス・ダンス・ダンスール、8巻 感想
※ネタバレ注意です※
バレエ命で 天才的なバレエセンスと身体能力の高さと、バレエ向きの容姿を持つ主人公・中学三年生の潤平に、中学生活 最後の夏が訪れました。
潤平は 巡業で夏休み特別のバレエの公演を発表していて、この公演のアンケートで もう一度見たいが、120%取れないと奨学金の支払いが打ち切れてしまう・・・という状況のギリギリの所で、公演に出るためのバレエの練習をしています。
潤平は、プロのバレエダンサーになりたいけれど 父親が他界していて、裕福ではないので 練習に必死で、夏は更に熱くなっていくのです。
そんな所に 潤平が揺れ動いていた、2人の美少女の内の1人の夏姫が突然 現れて、潤平は 心も揺れる夏になりました。
夏姫もバレエをやっていて、非常に負けず嫌いで 気が強いところもあり、努力家なところのある少女で、潤平の恋心もバレエダンサーとしての意識も振り回して 刺激していきます。
ダンスの練習に 恋愛に、揺れ動く心と熱くなっていく体で 夏は更に熱くなっていきました。
主人公の燃え上がる夏を描いた、熱血で力強い青春漫画であり、本格的なバレエ漫画です。
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本格派バレエ漫画でありながら、中学生男子の 恋愛にバレエに必死な姿を描いた青春漫画。
ジョージ朝倉さんらしい、熱血で 体育会系で 情熱的で かっこよくて、だけど線が細くて繊細な絵柄で ぐいぐい引き込まれて読めました。
主人公のバレエダンサーとしての進路がかかっている感なので、ハラハラも止まりません。
突然 再登場した真姫ちゃんが、綺麗系の見た目で 気が強くて 負けず嫌いなんですけど、可愛いところもあって ツンデレな性格にギャップを感じてキュンとしました!
私は真姫ちゃんがヒロインだと思いますし、潤平は 真姫ちゃんと相性が良いと思うので、この2人に くっついて欲しいです。
丁寧に取材されて描かられた 迫力満点でリアルなバレエ描写は、スポーツ漫画と言っても通じるクオリティーでした!