Cocohana(ココハナ) 7 月号 Papa told me ~ Modest Paradise~ :Cocohana ver. 58話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は まず、知世たちの住んでいるマンションで 一つ上のフロアの部屋が売りに出されていた為に、知世とお父さんは モデルルームを見学に行き、偶然 同じの時間に来ていた老夫婦と出会い――――
この老夫婦が とてもいい雰囲気で、知世が注目したのも分かる気がします。
何軒も回っているようで、その中では とてもいい部屋に巡り会えたのでは?と思いましたが、一方で何かを考えている奥さんが乗り気ではないようにも見えました。
その後 知世たちはパイナップルフェアのグッズ目当てでファミレスに行きましたが、その後から この老夫婦もやって来て、ふたりの話を聞くことに。
ふたりが ずっと住んで守ってきた旧家をたたんで、夫婦の時間を大切にするために新居の購入を、というところが素敵でした。
そして その話の流れで、奥さんが気にしていたことは この旧家を自分たちがたたんでいいのか・・・という事だったことに対し、旦那さんが「もう十分」「長い歴史の中では一瞬のことだから気に病むことはない」と言ってくれていて、歳をとっても、今なお お互いに相手を しっかりと思っているのだなぁと感じました。
そんな ふたりに対して、知世が さっきの部屋のあるマンションの環境、つまり自分が住んでいるマンションの環境が いかに良いかをプレゼンしている様が とても可愛かったです!
確かに、この夫婦に あの部屋を買ってもらいたい、と思ったら必死に話すと思います。
最後に、この夫婦が自分たちを河の中の小さな中洲だと例えているところが心に残りました。
それは、勢いのある水の流れにも影響されずに暮らしていきたい、ということかもしれませんが、または子供がいなかったこの夫婦が、周りの流れに入れなくて寂しい思いもしてきた・・・ということかもしれない、と考えさせられました。
いつまでも若いという評価は、良いことも、悪いことも含んでいるかもしれないですよね。
それでも、一緒に この先の2人の時間を大切にしたい、と言える夫婦は、やはり とても素敵だと思いました。
知世のマンションに、このふたりが引っ越してくれるといいですね!
次回は どんなお話になるのでしょうか?とても楽しみです!!!