別冊フレンド 3月号 青夏、33 感想
※ネタバレ注意です※
もう、上湖での夏休みは残り2日しかないんですね・・・。
いよいよ決断しなくちゃいけない時が近い中、そこで理緒がとった決断は“涙の別れ”でしたが、そんなの当然、悲しくないワケがないですよね >_<。
気づいてくれて、理緒を元気づけようと気遣ってくれてるサツキちゃんの優しさがステキでした。
「・・・・・・・・・あんなん見たら つらいに決まってんのにね」
そう言ってくれるサツキちゃんがいてくれたから、理緒も苦しい胸のうちを言葉として吐き出せたのだと感じます。
「わかってたつもりだったのになぁ、どうしようもないなら、好きになんてなりたくなかった、「好き」なんて、言わなきゃよかった・・・」
そんなことはない!後悔なんてしない!楽しかったし幸せだった!
・・・と理緒はサツキちゃんと話している途中で、自分で気づいてくれていましたが、一度マイナスな気持ちを口に出すって大切なんでしょうね。
自分自身の言葉を否定することによって、本当のことに気づく瞬間ってあるんじゃないかなぁと思います。
ナミオを好きなサツキちゃんと話せたことが、理緒の心の中に大きな意味を生み出したかもしれませんね。
そして同時に、サツキちゃんも理緒から勇気をもらった結果となっていて、切ない恋を抱えた者同士だから理解し合える2人の友情がとてもステキです ^_^。
サツキちゃんは理緒の気持ちが分かるのと同時に、吟蔵の気持ちも分かるんですね・・・。
民宿の次期おかみのサツキちゃんは、ここを離れるという選択を選ぶべきではない立場に立たされていて――――
でもナミオの夢を邪魔したくないから告白もできなくて >_<。
いつか離ればなれになる人に恋するツラさも分かるし、いつか好きな人を見送らなくちゃいけない怖さも知っているサツキちゃんですが、理緒に勇気をもらって心境の変化が生まれたでしょうか?
別れが余計にツラくなるからという理由で気持ちを伝えないのだって、必ず後悔する日がくる気がします。
理緒の言葉を信じて、告白してくれたらいいなぁと思っちゃいました。
だってナミオに恋するサツキちゃんは、めちゃめちゃカワイイんですもん!!!
それほど「好き」って気持ちが溢れているのに、告白しないなんて悲しすぎますよね T_T。
いよいよお祭りの日、映画も上演直前となりましたが、すれ違った状態の理緒と吟蔵は どうなっていくのでしょう・・・。
吟蔵は理緒の「――――じゃあね。」という言葉を、否定したい気持ちは しっかりあるはず!
だけど、勇気がなくて一歩を踏み出せないのでしょうか??
理緒が“涙の別れ”を決断してしまった以上、吟蔵から踏み出さないと何も進んでくれないと思っていましたが、しかし予告の「理緒が思わぬ行動に!?」という一文が気になりますね・・・!
どんな展開が待っているのか、次回が待ち遠しいです!