Kiss(キス) 3 月号 こいいじ、29話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は優の近況と、優から見た過去の振り返りでしたね。
彼女が、母を亡くして いろいろと考えてきたこと、そして まめに対して考えてしまったことなど、複雑に絡まっているんだな・・・と思いました。
まず、優が料理クラブに入っているという報告を おじいちゃんとおばあちゃん、つまり聡太と駿の両親にしているところから始まりましたが、そこで言われた「新しいお母さんができたら」という会話から、いろいろと考えてしまったみたいですね。
学校や料理クラブでの出来事が、お母さんである春さんとの思い出とリンクして、お母さんが亡くなった日の事を また思い出している優が可哀想に感じてしまいましたが、その上で彼女は なるべく変わらずに普通に過ごしてきたんだと思うと、周りの方が過剰に反応し過ぎなのかもしれないとも思いました。
そして、春さんが亡くなってからのことと、亡くなった後も変わらず普通に接してくれた まめと過ごした時間を思い出して、優がうなだれているのが さらに切なかったです・・・。
今回は、いくつかの大事なシーンの優の表情が見えないようなアングルになっていて、それが想像するに辛い、苦しい表情をしているんじゃないかと心配になります。
その上で きっと、優は振り返ると普通の表情をしてしまうんだろうな・・・、と思ったりしました。
春さんの夢が お店を持つことだと言っていたのを思い出したり、さらに その夢がもう実現しないんだと思い至って、当時聡太と付き合っていた まめを拒絶してしまったことまで思い出したり・・・。
優の楽しい思い出は、芋づる式に このような悲しい思い出に繋がってしまっているんだな、と思いました。
今回は、優が悩みながらも時間が過ぎているように、いろんな人の時間が過ぎているんだな、と特に実感した気がしました。
今回 少しだけ聡太も出てきましたが、聡太が最近は どんなことを考えて過ごしているのかも気になります!
次回は誰の視点に立った話になるのでしょうか?
とても楽しみです!