別冊フレンド 2月号 青夏、32 感想
※ネタバレ注意です※
理緒の気持ちを受け止めてくれた吟蔵ですが、逆に理緒“も”吹っきれてしまったということでしょうか・・・?
「・・・お祭り終わったら、帰る」と言って笑って、そして「吟蔵、ありがと」と伝えた理緒。
この時、吟蔵と離れる決心をしてしまったのですね >_<。
吟蔵が誘っても宿題を理由に断ったり、差し入れの届け物をサツキちゃんにお願いして吟蔵と会わないようにしたり・・・、今ここで吟蔵への気持ちを断とうとしていることがハッキリと分かりました。
差し入れを渡すために集会に顔を出せなかったのは、吟蔵と万里香さんの仲の良さそうな姿を見て、そして村の人たちが笑いながら自然とその姿を見守っている様子を見て、理緒が自分は“急に現れた部外者”なんだと自覚してしまったからなのですが・・・。
なんだか寂しいですが、実際たしかに理緒は「たった1か月ちょっと、ここにいただけの子」なんですよね T_T。
悲しいけれど、それは認めなくてはいけない現実だと思いました。
だからこそ、理緒がその現実を目の当たりにして(少しでも吟蔵も同じ気持ちの瞬間があったなら、もうそれで、充分)だと、無理にでも納得して終わりにさせようとする気持ちはよく分かります・・・。
でも吟蔵にはその気持ちは理解できないでしょうね、そこはやっぱり“部外者”なんだと実感してしまった人にしか分からない気持ちだと思います。
「これ以上 吟蔵に近づいて、もっと好きになって、もっと離れたくないってなっちゃって、でも、やっぱり「ずっと一緒にはいられないんだ」って戻るの、ちょっと疲れちゃった」
吟蔵といては、なぜ理緒が突然そんなことを言い出したのか、分からないのではないでしょうか。
だけど、理緒は祭りの翌日には帰るということ、さらに理緒は すでに吟蔵と離れる決意を固めようとしていて「もう これでいいかな」と思っていること、「すごい、うれしかったよ!」とキレイな思い出として終わらせようとしていること、これらを知って吟蔵は変わるのではないでしょうか!?!
というか、ここで吟蔵が変わらなくては、本当に理緒は(ばいばい、吟蔵)という涙の決意を続けてしまうと思います・・・!
今こそ、全力で吟蔵が理緒を追いかける時なのでは!?!
しかし万里香さんがそれを阻みそうな予感もしますね・・・。
吟蔵は上湖から離れるはずがない、そう思いたい気持ちを持つのは仕方ないかもしれませんけど、「いっときの気の迷い」だと吟蔵の心が遠くなっていくことを認めないのは、あまり過剰になると痛々しく見えてしまう気がするような・・・>_<。
好きになるほどツラくなる、周囲の理解を得られるかも分からない、本当に切ない展開に入りました。
次回が気になります・・・!!!