センセイ君主、10巻 感想
※ネタバレ注意です※
10巻は結婚式の場面から始まります!
と思ったら、やはり主人公・あゆはのいつもの脳内散歩(妄想)でした(笑)
今回、あゆはは結婚式に参列する弘光先生と一緒に神戸へ行きます。
なぜなら前日の夜、電子レンジに卵を入れて爆発させたからです。
こんなドジな子、実際にはいないと思いますが、そこがあゆはらしくて、ものすご~くカワイイと思えてしまうところ。
神戸には先生の大学の後輩でもある白川も来ていました。
白川は、先生とあゆはが付き合っている事がどうしても納得できず、何かとからんでくるのです。
しかし、あゆははそれを白川が先生の事を好きだからなのかと思い、白川に尋ねます。
また唐突に不思議なことを言っている!と思いきや、白川自身も気付いていない本心を見抜くのです。
あゆはは、本当に人とまっすぐに向き合う素直ないい子なんです!なかなかできませんよね。
そして一方、弘光先生は結婚式で大学の恩師と再会し、「フランスでもう一度数学をやってみないか」と誘われます。
ここで先生の大学時代の回想に入りました。
当時から優秀で、大学卒業後もそのまま大学院に進み、研究を続けていた先生。
しかし論文が掲載され評価されても、先生自身は満足した事が一度もありませんでした。
そして数学から離れるために臨時教師になり、そこであゆはと出会います。
あゆはの過去のアプローチの数々。本当に表情豊か過ぎます(笑)
お話しだけでなく、絵でも楽しめるのがまた面白いところですよね!
あゆはと出会い、満たされている今、先生が選んだのは、数学ではなくあゆはでした。
そして学校生活に戻りましたが、なんだか先生の様子がいつもと違うと心配し、不安になるあゆは。
ドライブに誘われ、距離を置かれるのかとビクビクしていると「お誕生日おめでとう」。
家はそのうち建ててやるとか言っちゃう先生かっこよすぎます!!!
そして大人なキス。いつもなかなかキスはしない2人だからこそ、ドキドキしますね。
家に帰り、さらなる進展を期待するあゆはですが、しかしそこは先生いつものようにかわします。
が、実際は影で照れて戸惑う先生がカワイイ・・・!
早く大人になりたいあゆはは、麦ちゃんに大人っぽい服をもらいルンルンなところに、白川から先生がフランス行きを断った事を聞かされます。
そして先生にフランスに行くように言うのです。
今までは想われているのか不安ばかりだったあゆはが、愛されてるって分かるから大丈夫、と先生の背中を押し、先生は涙を浮かべます。
先生と付き合うようになって、あゆはは本当に成長したなと感動しました。
10巻はここまでなので、この先、先生が本当にフランスに行ってしまうのか気になります。
11巻が待ち遠しいです!!!
2人にはもっと進展して欲しい気持ちもありつつ、今の距離感の2人だからこそのドキドキも沢山あります。
今後の2人がどうなっていくのか楽しみにしたいと思います。