Kiss(キス) 12 月号 はじめまして さようなら、10話 感想
※ネタバレ注意です※
今回は、お父さんの残したもの、そしてお母さんの記憶、いろいろな物から、お父さんが考えていたことを推理していって、伝えたかったものがなんだったのかを掘り起こしていくような流れがとても面白かったです。
輪君が、お父さんが亡くなった時に気になった、お母さんが涙を流していなかったことや、死ぬ前に廻に話していたことなど知らない、と主張するのも、それはそれで真実だとは思いましたが、大事なのは今でも輪君がそれらについて気にしているということなんだと思いました。
そんな状況を崩すべく、珠子がお父さんの遺品を調べようと行動に移して、お父さんの作っていたネクタイまで辿り着いて、よく頑張ったと褒めてあげたいです!!!
本当のところではお父さんがどう考えていたのかは分かりませんが、しかし廻にも輪君にも自分のしたいことをしてほしい、と思っていたことは間違いないと思いました。だって父親ですから!
そして兄が会社の仕事をやると言ったら、俺もと弟が言うだろうと思って、二人に同じネクタイを用意していた、というお父さんの気持も、とても優しいものだったと思いました。
時間を越えて、お父さんの気持ちは息子たちに伝わったのではないでしょうか。
兄弟で会社をどうしていくのか、しかし輪君は話もしてくれない、という状況になってしまった中で、今回の珠子は大活躍でしたね!
兄弟ふたりで最後に車に乗って、出かけていく姿が見れて、本当によかったです。
次回はどんな展開になるのでしょうか、とても気になります!