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旧・あき子&みかん&リリーのまんが感想ブログ


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アシガール 7巻 森本 梢子先生 ※ネタバレ注意※

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アシガール、7巻 感想

※ネタバレ注意です※

 

7巻は第43戦からです。

 

人質生活10日目の唯。

毎日ごちそうを食べてゴロゴロしていますが、 忠清は自分が高山城に囚われていることを知っているのか不安になります。

唯は、兄上の義次様が来ていると高山親子に呼ばれました。

別人にすり替わっていることがバレてはいけないと顔を隠して部屋に行くと、そこにいたのは兄だと偽って現れた、忠清様なのでした。

思わず涙目になる唯。

同席する高山親子に正体がバレてはいけないとこらえるのですが、 忠清はおもしろそうという顔をして余裕です。

 

そこへ、今夜、高山宗熊との婚儀を執り行うと告げられます。

忠清は婚儀の前に唯と二人で話がしたいと申し出ますが、 却下されてしまいました。

唯は支度のために侍女に連れ出されますが、 忠清は「では後ほど」と唯をまっすぐ見つめます。

ピンチなのに、忠清の物言いたげな目に、超かっこいいー!!と ハートが飛びまくる唯。

でも、まさかこんな敵のど真ん中で一人で戦うつもりじゃないかと、 忠清の身を案じます。

 

婚儀の支度の中、侍女たちが急に毒で何も見えない、と騒ぎ出しますが、 唯はどうやら忠清が金のけむり玉を使って周りを見えなくしたのだと分かります。

しかし、宗熊が床を探りながら近づいてきました。

誰かに手を取られる唯。

「唯 わしじゃ  すまぬ ここを探し出すに手間取った」

すぐそばに来ていた忠清でした。

唯は抱き着きますが、忠清が装着するゴーグルに頭突きする結果に。

急ぐからと唯はおんぶをしてもらいます。

忠清に付いてきた悪丸と馬も引き連れ、城から抜け出しました。

 

二人乗りして馬で駆けている中、忠清の胸にすがりつき姫気分を味わいますが、 そこに追手が。

このままでは追いつかれるのを察した唯が馬を下り、悪丸と馬の手綱を持って走ります。

「やっぱり私は 足軽じゃァァアアアア!!」

追手は見えなくなりましたが、山越えをして小垣を目指すことになりました。

高山は羽木家に送り込んでいた間者からの情報により、 阿湖姫は偽物で、義次と名乗ったのは忠清であったことを知り憤慨します。

山狩りして忠清を捉えることに。

 

唯たちは山奥の寺にたどり着きました。

忠清は自分の正体を伝え、和尚に迷惑がかかることを気にしますが、 和尚は気づかい無用、と一晩休んでいくように申し出ます。

夜、寝相が悪い悪丸とござで寝る唯ですが、蹴られてしまい目が覚めました。

外へ出ると、 「眠れぬか?」 後ろから声がかかります。

奥の庵で寝ていると思っていた忠清でした。

小さな荒れ寺なので、奥の庵といっても、すぐ近くに忠清が寝ていたのです。

戦場では眠りが浅くすぐに目覚めるのだという忠清に、 ギュッってしたい・・・と思う唯。

悪丸に蹴られたと言うと、 「では こちらへ参れ 夜明けまでまだ充分 時はある」

忠清が挑戦的な目をしてます!

 

「参りましょう!!」

唯は、勢いよく想いを伝えます。

戦国時代の世では、明日どうなるかもわからない。

こんなことなら早く 腹を決めればよかったと高山の城で後悔したこと。

「このままじゃ死ねない。次にそういうチャンスがあれば、絶対逃さんぞ!!」

 

「ハハハハ まるで敵陣を切って入る覚悟じゃの」

忠清は笑いますが、唯は笑うなんて、と赤くなります。

「すまぬ 笑うて悪かった 許せよ 思いがけぬ答えに戸惑うたようじゃ ずっと・・・待っておった答えじゃ」

忠清は唯をお姫様抱っこ。

忠清の顔が唯に近づき・・・二人がようやくキスを!!!

「と なれば 時が惜しい」

そのまま寝屋に入る二人。

「シ・・・シャッ」と意気込んだ唯ですが、 そこへ和尚がやってきます。

小姓の姿が1人見当たらないので、忠清のことを高山軍に密告しに行ったのではないか、と。

追手が来るので、すぐ逃げなくてはならない。

唯は呆然としますが、 「どうした?元気を出せ  このままでは まだ 死ねぬのであろう?」 と、忠清が励まします。

 

山越えしているところに、山陰に隠れた高山軍を見つけます。

羽木軍を挟み撃ちにするための伏兵でした。

戦になれば羽木軍が襲われるのを察した忠清が、高山軍に降(くだ)ると言い出します。

それを止める唯は、自分が敵陣の中を走って、羽木軍に伏兵の存在を伝えると言いますが、 忠清は許しません。

唯は黒丸に指示してでんでん丸を使って忠清を気絶させ、一人敵陣に向かいます。

「もう二度と会えないかもしれない そう思いながら 何度離れなきゃいけないんだろう」

 

戦が始まろうとしているとき、何とか敵陣に潜り込んだ唯は軍の先陣を切って走り、負傷しながら羽木軍に伏兵の存在を伝えます。

すると、唯は倒れ、女子であることがバレてしまう続きが気になる展開・・・!

8巻が今から待ち遠しいです。


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