Kiss(キス) 4 月号 パーフェクトワールド、16話 感想
※ネタバレ注意です※
お父さんが入院したという連絡が、つぐみへお母さんからありましたが、一応連絡したけれど心配はしないでいいからと、お母さんは詳しく教えてくれませんでした。
もどかしい気持ちもありますが、これはお母さんもつぐみを心配してくれていて、足が治ったばかりで東京で頑張ってほしい、というお母さんの気持ちから詳細を伝えなかったんだろうな、と最初は思ったのですが、
後程そうではなかったことが分かり、本当のことが分かるまでは詳細を伝えたくなかったんだな、と思いました。
一方で、つぐみの両親に対して心配ばかりかけてしまって申し訳ない、という気持ちもよく分ったのですが、しかしこれも、後でそんな状況でなくなってしまったことには切なくなってしました。
さてお父さんのことは検査結果が出るまで一度置いておき、つぐみは仕事で小川さん宅の地鎮祭に参加することになり、その設計者である鮎川とも久しぶりに再会して、まだまだ彼への気持ちが残っているんだということが分かりました。
一緒に刈りぞめの儀をすることになって、彼と手が触れたり、顔が近づいたりした時に、胸がしめつけられるような辛い気持ちになってしまったことから、鮎川との恋がとても難しかったことと、それでもまだ好きだと言う気持ちを自覚したんじゃないでしょうか。
小川さん夫婦の話から、このふたりがつぐみと鮎川の姿と重なって、ハッピーエンドをつかめた成功例のように見えて、つぐみと鮎川も今からでも同じ道を歩けないのかな、と思ってしまいます。
鮎川がつぐみの描いた絵を喜んでくれて、そして部屋にも飾って、別れという結論を出したことをまだ悩んでいるように見える姿は、とても悲しく見えました。
ここで、ふたりともまだ心に気持ちが残っているんだ、まだどうにかなるんじゃないの!?と思ってしまったので、この後にわかった、つぐみのお父さんの病気の詳細が本当に辛い現実で、恋愛どころじゃなくなってしまうようなことになってしまい、とてもショックです・・・。
お父さんはもうステージ4まで進行しているガンだという検査結果が出て、つぐみに会いたいと言っているという言葉から、かなり悪いということがよくわかりました。
つぐみは松本に一度帰りますが、それでお父さんがいなくなってしまうかも、という不安が目の前に広がって、彼女の気持ちがとても心配になりました。
次回以降の展開がどうなるのか、とても気になります!